大野 あなたが気づけばマナーは変わる。

大野 わたしの顔が会社の顔です

※個人的妄想。苦手な方はご遠慮ください。

デッキやボウルルーム(屋台村)の

喧騒を楽しみながら

船室に戻る。

帰り着いた途端

ドアがノックされる。

「はい。」と応えるのはウリエル様。

「失礼致します。

 『YAMAYURI』のcocoでございます。

 ご注文の品をお持ち致しました。」

「どうぞ。」

自動で開くドア

(もちろんどなたかの力)。

4人のご婦人が沢山の荷物と共に

部屋に入ってくる。

あれ?

部屋、さっきより広くなってない?

『YAMAYURI』のcocoと名乗った女性が

口を開く。

「本日は ご用命いただき

 ありがとうございます。

 フェイシャルとヘアーを担当させて頂く

 takushoさんと」

メイクボックスを持った女性が会釈する。

「衣裳を担当いたします

 ドジラ3さんと鶺鴒さんです。

 宜しくお願いします。」

「はい、よろしく。

 では、そちらの2人をお願いします。

 我々は隣でお茶をいただこう。」

ウリエル様が

ガブリエル様をエスコートして

奥のドアへと進む。

いつの間に続き部屋ができとんじゃいッ!

「では、早速。

 お2人ともどうぞお座りになって。

 潮風はお肌に負荷をかけますから。」

takushoさんとやらの言うがまま

チェアに押し込まれる俺等。

智くんは

困ったような顔をしている。

触られるの苦手だもんね。

cocoさんが

「お肌を整えながら

 お衣裳をお選びください。」

と言っている。

今着ている白シャツと違って(?)

ディナーの服はリアルらしい。

「オーソドックスな黒」

「タックスでも燕尾服でも」

「或いは遊び心に溢れたデザイン物」

「もちろん ディナー用です」

「そして カマーバンド、タイ、チーフに

 手袋、懐中時計」

「各種取り揃えております」

「シャツのサイズは」

「承った通りに」

ドジラ3さんと鶺鴒さん(だったよね?)が

次々と品を展示してくる。

智くんが俺を見ている。

潮風のベタつきを拭われた後で、

スイッチオフモードかな?

「つまり、これから着る服を

 選べ、と?」

質問する俺。

「「「はい、左様でございます。」」」

「しょぉくんには、これがいい。」

ぼんやりしてると見えた智くんが

ダブルブレストのタキシードを指差す。

テカリを抑えた青い地色が素敵だ。

「「畏まりました。」」

「ほんで、あと

 これとこれと・・・」

髪をやってもらっているのに

椅子から立ち上がったあなたが

シャツとタイをセレクトする。

「変かな?変じゃない?」

「素敵です。」

「流石でございます。」

智くんは俺に訊いたのに

プロの2人が答えている。

「では、櫻井さまは

 大野さまセレクトの一揃えで

 よろしゅうございますね。

 そういたしますと・・・」

「当然大野様には

 このスーツに」

「ドレスシャツとカマーバンド」

「タイはお揃いで」

今度はプロが選んでいく。

「「「よろしゅうございますか。」」」

ご婦人方が智くんに尋ねる。

智くんは俺を見る。

「兄さんに似合うと思いますよ。」

「・・・しょぉくんじゃあるまいし。」

「本当に似合いますって。」

「・・・。」

3人のご婦人の視線が

何気に気になる。

「これでお願いします。」

「かしこまりました。

 靴はこちらでございます。

 カフリンクスは こちらから

 お好みのものをお選びください。」

俺らの髪に

仕上げのスプレーがかけられる。

「ありがとうございました。」

俺は4人のご婦人に向かって言う。

「では」

「お召し替えを」

「お手伝い」

「いたします。」

職務に忠実な

やる気満々のご婦人方が

ちょっと・・・怖い。

「自分でやりますからッ!

 ありがとうございました。」

俺は 立って

船室のドアを開ける。

ご婦人方は それでもまだ

服を手に スタンバっている。

その時 cocoさんの携帯が鳴った。

ちらりと見えた画面には

『Haru様秘書』の文字。

「まあ残念、

 次のお客様の時間ですわ。」

「「「残念ですが」」」

「失礼いたします。」

深々とお辞儀をして

にこやかに去っていく御一同。

ドアが閉まる寸前、

「お待たせいたしました、

 YAMAYURIのcocoでございます。」

と電話に出る声が漏れ聞こえた。

何と言うか・・・

えーーと、今のは人間???

「しょぉちゃん、着替えるの?」

智くんの声が

俺を現実に戻す。

「そうみたいです。」

うん、深いワイン色のジャケットに

黒いカマーバンド、

兄さんに似合うと思いますよ。

さて、お隣の二位は

俺らがゆっくり着替えるのを

待っていてくれるかしらん。

大野 よろこビックリ誓約会社

※BL妄想小説です

閲覧にご注意くださいね

(17話、長いので分けました。

スマホの調子が悪くなって

スクロールしづらいんです^^;)

「ねぇ、大野さん」

「あ?」

「さっきからどうしたの。

俺のこと部屋に上げて

くれたのはいいけど、

ずっとダンマリしてさ?」

「―――俺…、

お前のことが好きだわ。

だから、契約なしに

これからもお前のこと

何度だって抱きたい」

「―――…ッ」

真っ直ぐに見つめ返し、

視線と同じくらいストレートに

告げた言葉にニノが思わず

ごくん、と息を呑んで固まる。

「俺の微妙な気持ちの変化に

気づいてたんだろ?

だから一か八かを賭けて…、

俺の前から一度姿を消した。

ガキ(高校生)の頃から

お前への気持ちに鈍かった

俺に、今度こそ気づかせる

ために…」

先手を打つように告白し、

「違ったか?」と問いかけると、

俺の紡いだ言葉で全てを理解した

ニノが首を横に振って、

小さく震える唇に言葉を乗せた。

ただでさえ艶のある べっ甲

みてぇな瞳をさらに艶めかせて。

「“今でも変わらず、

あなたのことが好きです。”

“あなたも本当は私を好きで

いてくれたのではないですか?”」

会話というよりは、文章を読む

ような言い回しに「ああ」と短く、

だけど聞き逃されないように

はっきりとした声音で返す。

ニノを強く、強く、

抱き竦めながら…………。

『……何だよ?

何、人のこと睨んでんだ』

『そっちこそ…。

いつも私のこと見てません?』

ふと高校生活を思い返してみると、

私が彼とまともに会話をしたのは

たいてい、こんなことばかり。

過ぎてしまった過去へ戻りたいとは

思わない―――けれど気がつけば

いつも捜してしまう。

彼の残影(おもかげ)を……。

叶うのなら、

もう一度、彼と巡り逢いたい。

今度は上手に愛せる自信が

あるわけでもないけれど、

私には彼に伝えたいことが

ある。

訊いてみたいことがある。

「今でも変わらず、

あなたのことが好きです」

―――…と。

「あなたも私を好きでいて

くれたのではないですか?」

―――…と。

ニノのデビュー作、

『残影』はそんな

序章から始まっていた。

それはまさに

ニノが高校時代から俺へと向ける

一途な想い、そのままだった……。

続く

ありがたいことに、これまで

本当にたくさんの読者さんが

アメンバーさんになって

くださいました。

一度アメンバーさんになって

いただいていても、

暫くこちらに来ていただけてる

様子が見られない読者さんは

時期を見てどんどん整理して

おりますm(_ _ )m

※アメンバーさん募集ですが、

普段から「いいね!」残して

くだっている読者さんのみ

お受けしていく予定です。

(印象に残っていなければ

すみません…。

「いいね!」1、2回くらいでは

とてもお一人お一人覚えられる

優秀な脳ではないことをご理解

くださいヽ(;´ω`)ノ)

数日間、寝不足になってまで

何十人と承認していくよりも、

たった数人でいいので日頃から

「いいね」を残していただけ、

身近に応援していただける

読者さんにのみ、アメ限記事を

開放したいという考えです

ご理解くださいませ。

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