大野は堂々通販ランキング入賞、各商品の特徴やリスク、使い勝手をプロのコメントとあわせて紹介します。

昨日は山の日。

だった

…山コンビかぁ

今日気付きました

夏休みなので…無心でフライパン洗いながら、無門に想いを（無心になってないですけど）馳せてる日々ですが

『忍びの国』は状況説明のようなものが、すごく少なくて、そこが逆に私的にはツボだったりしましたけど

セリフやナレーションで、説明のような違和感を感じる無理のあるものがなく、それがかえって物足りなさや話の流れがわかりにくく感じる方もいるのかもしれないとは思います。

ひょっとして、これは自分達で疑問をもち、読み解き、想像を巡らせ、自分なりの解釈を持ちもっと確かめたいと思うように仕向けた中村監督の術。

…かもしれませんね

深みのある作品

大善が佐京亮をかばう

大善が斬りつけた元主人の倶教が諭す

信雄の妻 凛を大善がかばう

お国は自分の意思で無門についてゆく

そして、お国なりの方法で思いのたけを全力で無門に伝え、無門はそれに応えようとする

佐京亮の屈折した思い

十二家評定衆の術

大善の正義

凛の不憫（ふびん）

信雄の劣等感

無門の心の闇、唯一の光

言葉というか、余韻、息づかい、空気。

台詞というか、声の抑揚、強弱、間。

演技というか、仕草、視線、背中。

セリフのないもの、ないほうが伝わることもあるんだ

確かめたい事が多すぎて、早く夏休み終わらないかな

どうかまだまだやってますように

ブログもたくさんのコメントやメッセージ、他の方のツイやブログに影響されたり共鳴したり反発したりして自分の想いが固まり、文章になってゆく。

全然及ばないですけど、できあがった時の達成感やコメントやメッセージを戴いた時の嬉しさは近いのかもしれないな、と思ったりします

コメントありがとう

メッセージありがとう

なにより、見てくれてありがとう

大野さん。

ありがとう

『忍びの国』

大宮さんのＢＬのお話です。

苦手な方はご注意を///。

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「俺・・・本気なんだけど。」

「・・・。」

「マジだし。」

「・・・。」

「ねぇ・・・ノンケじゃダメなの？」

ノンケ・・・と言う言葉を聞いて。

ちらっと俺を見たニノ。

その顔は。

やっぱり涼しげで。

思いが読み取れなかった。

「大野さん・・・女性好きですよね。」

「・・・好きって言うか・・・。」

「いいんです・・・それ当たり前ですから。」

「・・・。」

「多分・・・きっと・・・気の迷いなんですよ・・・僕を好きって言うのは。」

「・・・。」

ほらまた。

軽く笑っているのに。

その笑顔が嘘に見える。

「ノンケの人はみんな・・・」

「そんな事ない・・・気の迷いなんかじゃないよ。」

「・・・。」

「俺をさ・・・誰と一緒にしてるの？」

「・・・。」

言いながら。

胸が痛む。

誰かと一緒にしてるなら。

そいつを思い出してほしくはないから。

って言うか。

だんだん切なくなってくる。

どうして。

思いが伝わらないんだろう。

ニノが・・・ちらっと俺を見て。

多分暑いから・・・無意識なんだと思うけど。

首元に・・・指を入れ。

ネクタイを緩めたから。

滑らかな首筋が見えた。

その白さに。

鼓動が跳ね上がる。

すれ違う浴衣の女性のうなじよりも。

ニノのネクタイの首筋の方に欲情する。

それってさ。

下心満載かもしれないけど。

でも・・・大事な事・・・だと思うんだよ。

体も正直なんだよ・・・きっと。

もう俺。

ニノしか見えてないんだよ。

「俺・・・ノンケかもしれない・・・けど・・・。」

「・・・。」

「でも・・・俺は・・・俺・・・だし。」

「・・・。」

ニノのその艶やかな首筋から目が離せなくて。

ゴクンと生唾を飲み込んでしまった。

簡単な感情で言ってるんじゃないのに。

はだけた素肌が邪魔する。

どうしてもっと。

気の利いた言葉が言えないんだろう。

さっきから俺。

言えば言うほど・・・軽いヤツみたいで。

言葉に意味がなさすぎて。

なんか・・・どんどん空回りしていく。

こんな時。

ホントはどう言えばいいんだろう。

ニノの返事を聞く前に。

コンビニについてしまって。

俺達は無言のまま中に入った。

陳列棚から・・・おつまみを少し手に取り。

ビールを人数分手に取り。

カゴに入れるから。

俺はそのカゴを持った。

そして・・・ニノが。

ソフトドリンクのところに向かうから。

その後について行く。

そこで・・・ニノは麦茶を二本ほど取った。

そしてそれをカゴにいれると。

すっと・・・ニノが。

その隣のケースにあった。

メッツコーラを手に取った。

「あ・・・これ。」

「・・・。」

「大野さんの好きなヤツだ。」

まるで。

独り言のように。

言葉をこぼすニノ。

大事そうに。

その・・・メッツコーラに。

両手でそっと触れ。

すーっと。

ラベルに指を這わせた。

滴で。

ニノの指先がきらっと光る。

穏やかな顔。

そんな横顔を・・・見つめる。

一瞬・・・店内の音楽が途切れ。

しん・・・となる。

耳からの情報がなくなり。

目の前のニノが。

俺のすべてになる。

横顔がキレイで。

優しい目をしている。

そんなニノを見て。

思った。

さっきは。

想像していたニノと違う・・・と思ったけど・・・でも。

今はわかる。

違わないって。

想像していた通りのニノだって・・・わかる。

言葉じゃなくて。

自分の目を信じてみる。

今目の前のニノは。

纏う空気が柔らかい。

声も・・・甘い。

うん・・・そうだ。

本当のニノは。

やっぱり思っていた通りのニノだ・・・と気づく。

優しくて。

何でも受け入れてくれそうで・・・。

って言うかもう。

どんなニノだって。

俺は好きなんだ・・・と。

そう気づいた。

どっちでもかまわない。

混ざっててもいい。

何でもいい。

何だってもういい。

そんなことに気づいた・・・ら。

急に。

好き・・・の思いが溢れて。

溺れそうになった。

胸が苦しい。

ニノは俺の。

本当に本当の運命の人なんだって。

そんな・・・普通なら恥ずかしいかもしれないことを。

今。

真剣に思って。

絶対にあきらめちゃいけない・・・と。

誓った。

それは。

俺のためでもあり。

ニノのためでもある・・・なんて。

そんな自惚れまで沸き起こる。

つづく

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