行列についてまとめ

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鬱でもできる行列

「ずっとここのパンが食べられると思ってたのに…」

不意に浮かぶ常連さんの顔。
「こんなに並ぶんじゃぁね…」

「もう買いに来れないわ…」

「パンダちゃんのクリームパン…
今日も買えないの…?」
悲しげな、幾つもの顔と…
小さくなる後ろ姿…

あ…そんなつもりじゃ……
怖くなって目を開いた。

「やっぱり…ダメです…」

「え?」

俺が断るなんて思ってなかったのか
大きく目を見開いた櫻井さんが

「なんで…ですか?
何か俺、失礼な事でも…?」

「あ、いえ…違うんです」

「じゃぁ…」

「俺の店は…いつものお客さんが
いつも買いに来てくれるような店なんです。

沢山の人に食べてもらいたい…

そう言う気持ちも無いわけじゃ無いけど…
でも一番大事にしたいのは
いつも来てくれる人に喜んでもらえる事…
顔も名前も家族構成まで分かっちゃうくらい
いつも来てくれるお客さんに
ずっとずっと来て欲しいんです。

もし行列なんて出来ちゃったら…
いつも来てくれてたお客さんに
食べてもらえなくなっちゃうじゃ無いですか…
俺がここを継いだ事を喜んでくれたお客さんが
一人でもいる限り、俺は小さな商店街の
小さなパン屋で居たいんです」
雑誌に取り上げられて、大行列と賑わう店内…

憧れないわけじゃない。

俺の好きにしていいって言ってくれたオヤッさんだけど
でもやっぱりオヤッさんが大事にしてきたものを
俺も大事にしていきたい。
俺の目指すオヤッさんのパンを大事にしていきたいんだ。

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『アダムス・ファミリー』大阪公演の初日に行って参りました。

公演が行われたのは豊中市文化芸術センター。まだ新しい建物なのかしら。みーちゃん(春風弥里さん)のトーク会が開催された東海市芸術劇場もまだ新しい劇場で、天井が高くて、ロビーは採光が取れていてとても明るく、お手洗いもとても綺麗でトイレ行列もほとんどないとてもいい劇場でしたが、豊中市文化芸術センターも東海市芸術劇場に負けず劣らずのいい劇場でした。こちらの劇場のお手洗いの回転率も早い早い。幕間、結構な行列が一瞬できたのですが、宝塚大劇場のお手洗い級に列が流れていきましたから。しかも本当にできたばかりのハコモノのようで、設備が新しくて綺麗です。豊中市、なかなかにお金持ちなのかな。東海市もきっとお金持ちでしょうね。
客席は前後の間隔がゆったりめに作ってあり、舞台の大きさは程よい感じ。大ホールはコンパクトにキュッとしていてとても観やすかったです。音響もよかったかな。
今回は生演奏が前のオーケストラピットで行われていたので、開演前にマエストロがご挨拶。そこで客席から拍手がおこりますが、そのあと指揮者の先生は客席に向かって手を振りました。開演前に手を振るマエストロ。初めて見た気がします。

映画でもお馴染みのチャラララ タンタン チャラララ タンタンという音楽が演奏されるとその「タンタン」に合わせて客席からは自然に手拍子が。もうすでに楽しい

出演者、キャストはこちら(公式ホームページより)

私的には白井晃氏の演出っていうのもとても楽しみでした。
キャストを見るだけでもワクワクします。本日の役替りモーティシアは壮一帆さん。
真琴つばささんのモーティシアも観たかったのですが、ご縁があったチケットが壮一帆モーティシアバージョンでした。壮さんの宝塚退団後の舞台は初めて観ましたが、美しかった。しかも妖しかった。ゴメス(橋本さとしさん)がメロメロになるのもわかるわぁ。
これが真琴つばささんバージョンならモーティシアはもっと迫力あったかなぁなんて思ったりもしましたが、お二人がモーティシアという役に対してどんなアプローチの仕方をしているのかを比べてみたい気もしましたね。

1幕終わって、とにかくみんなよく歌ってるなぁと感動。特にウェンズデー昆夏美ちゃんのパワフルかつ美しい歌声が最高です。やはり昆ちゃんの歌声好き。そして弟パグズリー役の庄司ゆらのさんも綺麗な歌声でした。橋本さとしさんは低音の響きが素晴らしい
でも、でも、やっぱりアリス・バイネッケ役の樹里咲穂さんでしよ??まず、バイネッケファミリーの登場シーンからして笑わずにはいられない。客席登場なのですが、舞台に上がる階段に行くまでに2列めと3列目だったかなぁ?とにかく列と列の間を「すいませんすいません」って言いながら通って行くんです。あんな登場シーン見たことない。
そして1幕最大の見せ場は、やはりじゅりぴょんのソロだったんじゃないかな。
じゅりぴょんはトークが最高に面白いですし、この人はMCの神なんじゃないかと思ったりもしますが、お芝居もですがなにより歌による役の心情表現が本当に素晴らしくて、とにかく人を惹きつける魅力を持った人だなと思いました。

樹里さんの宝塚退団後の舞台もコンサート以外では私初めて観たのですが、樹里咲穂さん、おもろいだけじゃなくて男役でもすっばらしかったけど、ミュージカル女優としてもすごい人なんやってめっちゃ感動しました。
一気にめっちゃファンになった。スゴイ!って思いました。いえ、以前から樹里さん好きでしたけど、ミュージカル女優・樹里咲穂を生で観て、さらに好きになりましたね。
2幕でもそのパワーは衰えることなく、じゅりぴょんのインスタでは、ほぼ毎日のように笑わせてくれているバイネッケファミリーの仲良しなところ見せてくれていますが、旦那さまマル役の戸井勝海さん、息子ルーカス役の村井良大くんとも相性バッチリでした。戸井さんもいい役者さんですよねぇ。村井良大くんもルーカス役がピッタリだった。
というか、この作品かなりナイスなキャスティングだったと思います。
ミュージカル『アダムス・ファミリー』
随所に笑いがあり、2幕ではうるっとシーンもあり、でもそこでもセリフや演出はちゃんとあって、とーっても面白かったです。
明日はもう大阪千秋楽。そして富山での公演を残すのみです。
観れるチャンスのある方、観たいけどどうしようかなぁ…と迷っておられる方、是非是非観に行ってください。
『アダムス・ファミリー』を観ると、あ?、全くその通りよって思うところもありますが、ちゃんと「愛」も用意されていて、ラストはとても幸せだなと感じるいいエンディングが待っています。
まるで今日の天気みたい。今朝は雨降りでどんよりでしたが、終演後外に出たら雨はすっかり上がっていて夕焼け空でしたから。
大人も子どもも楽しめるミュージカルだとどこかに書いてありましたが、この作品は大人(特に冷め切った会話のないお互いに無干渉で個々でやりたいことやってるような夫婦や家族)が見る方がさらに面白いと思いました。
なんていうかね、身につまされるというよりは、自分たち夫婦、家族の姿をみているようでもあり、これ、主人と一緒に観たかったな…と観ながら思いました。うちの子たちはルーカスくんの年齢より若いので、家族で観るのはちょっと早いかな。もちろん子ども十分楽しめますけどね。

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