ボクシングなんて怖くない!

ボクシング

ボクシング ほしいものが、ほしいわ。

ご無沙汰しております。

ずっと長らく アメブロには顔を出していませんでした(*_*)

リアフレにも
アメブロの更新してなくない?
とツッコミを受けてきてますが!
流石にちと私自身も
3つのSNSを同時に使うのがカオスになってきまして(´ω`)
元々ライザップ関連で情報を集めるために始めた
このアメブロでした
ここで繋がった人もたくさんいて
感慨深い場ではあったのですが
私自身の「ライザップ」に対する興味の薄れ
そして不信感並びに嫌悪感が募り
昔は暴露場として併用してはいたのですが
それすらも面倒くなってしまい
アメブロの趣向を
完全に 「進撃の巨人」感想の場とシフトしましたが←
とりあえず進撃の巨人もアニメ二期が終わったということで
その話も薄れてはきてるという状況
まあ来年には三期だし?!
その時にはまだ戻ってくるかもしれません←
今現在 ワタクシは
昨年やっていた 「ボクシング」に再熱し
そちらに重点をおいているのと
7月末に発売した ドラクエ11 を
あいも変わらず廃プレイで 楽しんでおります←
Instagram 並びに Twitter
こちらの二足のわらじでSNS上では出没してます
もし よければ
日常
→Instagram   ID→yonezico
ドラクエ11専用完全ゲーム廃垢
→Twitter   ID→gggynd
こちらに出没してますので
されてるかた居ましたらよろしくどうぞ(´ω`)
未だにアクセス数がなぜかあることがびっくりです
もし別SNSでもお見かけしましたら
宜しくお願い致します
よねじーこ

ちゃ~んとボクシング

 

 

 

いよいよ8月27日(日本時間)に開催される、ボクシングとMMA、それぞれの頂点を極めた者同士が激突する禁断のビッグマッチにして、ボクシング12回戦ノンタイトルマッチとして行われる、フロイド・メイウェザーVSコナー・マクレガー。

場外乱闘から双方のファンの反応も含め、早くもヒートアップの様相を呈しているようだが、今回はこの試合について本気で予想していきたいと思っている。

 

【各項目の説明】
☆スタンド・・・スタンドの攻防における打撃、およびテイクダウンのオフェンス・ディフェンスの総合力。
☆グラウンド・・・グラウンドの攻防における寝技、ポジショニング、パウンド等のオフェンス・ディフェンスの総合力。
☆パワー・・・KOや一本などの、フィニッシュへと繋げる爆発力、瞬発力の高さ。
☆スタミナ・・・フルラウンドにおける運動量。
☆戦術・・・試合の組み立てや支配力の巧さ。
<フロイド・メイウェザー>*プロボクシング世界5階級制覇王者*
スタンド・・・5+AAA
グラウンド・・・0
パワー・・・3
スタミナ・・・5
戦術・・・5

<コナー・マクレガー>*UFCライト級王者・UFC世界2階級制覇王者*
スタンド・・・5
グラウンド・・・3

パワー・・・5
スタミナ・・・4
戦術・・・???

 

 

元プロボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニアは、幼少期からプロボクサーであった父親にボクシングを仕込まれ、1996年に開催されたアトランタオリンピックでは銅メダルを獲得している。

その後プロボクシングに転向し、1998年にヘナロ・エルナンデスを9RTKOで下した事で、WBC世界スーパーフェザー級のベルトを巻く。

以降、幾多の防衛戦の勝利と、階級を徐々に上げていく事で複数階級制覇を果たし、ビッグマウスぶりを発揮する事で大金を稼げる人気選手にのし上がっていく。

そして、オスカー・デラホーヤ、ファン・マヌエル・マルケス、そしてマニー・パッキャオといったビッグネームを下していったことで、名実共に世界最高峰のパウンド・フォー・パウンドとして君臨し続け、プロボクシング戦績49勝無敗のレコードを守り続けた。

「スピードマスター」と評されるように、速くて無駄の無い洗練された動き・ハンドスピードと、いかなるパンチでも「L字ガード」と呼ばれる超人的なディフェンス能力で回避する技術を持っている。

まさしく「打たせずに打つ」戦いを信条として、ボクシングという競技を達人レベルにまで極めた男、それが、フロイド・メイウェザーだ。

 

 

現UFCライト級王者コナー・マクレガーは、幼少期から護身のためにボクシングとブラジリアン柔術を学び、MMAに転向。UFC進出後も数々のKO劇を生み出し、物怖じしないビックマウスとパフォーマンスでファンを沸かせ、メディアアピールを大々的に行うことで人気も獲得。

念願のUFCフェザー級のタイトル挑戦権をもぎ取り、因縁の王者ジョゼ・アルド相手に1R僅か13秒、左ストレートによるカウンター一閃という劇的な勝利で王座統一を果たし、昨年11月には当時ライト級王者だったエディ・アルバレスを2RTKOで下し、UFC史上初となる2階級同時王者に戴冠した。
程よく脱力した構えから、モーションを消すキレのある攻撃を放つのが彼の最大の特徴である。
アマチュアボクシングをベースとしたパンチの精度、組み立て、カウンター、ポジショニングの巧さは抜群のスキルを誇り、サウスポースタイルから繰り出される強烈な左ストレートで幾多の強豪を一撃で沈めてきた。
更にはカポエイラ、空手などのエッセンスを独自に採り入れた多種多用な蹴り技と組み合わせる事で、相手に的を絞らせない。
今や時代をときめく世界のスーパースター、それがコナー・マクレガーだ。

 

 

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フロイド・メイウェザーVSコナー・マクレガー。

プロボクシング戦績49勝0敗、無敵の5階級制覇王者と、この試合がプロボクシングデビュー戦となる選手との対決。

プロボクシングという競技のヒエラルキーを完全に無視したこの対戦は、マクレガーの世界的な人気とMMAファイターとしての実力、そして新興格闘技団体として、今やボクシングと肩を並べる位の人気を獲得したUFCの政治力があるからこそ、実現できたものだ。

「俺は未来を見通せる」と豪語し、宣言通りにUFC2階級制覇を達成したマクレガーの実行力に、メイウェザー戦での番狂わせを期待するファンが居る一方で、主に海外のボクシングファンからはマクレガーに対するドメスティックな批判意見が多く見られている。

 

「ジョークも甚だしい。この試合は単なる見世物のサーカスだ」「歴代最高峰のディフェンス能力を誇るメイウェザーに、マクレガーのパンチなんぞ一発も当たるわけがない」「5階級制覇王者がプロデビュー戦のボクサーに負けるなんぞ絶対にありえない」「マクレガーはボクシングを知らない身の程知らずの愚か者だ」「マクレガーは手っ取り早く大金を稼ぐためにメイウェザー戦を取り付けただけだ」

 

確かに「普通」の観点として、プロボクシングという競技の「常識」に当てはめれば、こういう意見が出てくるのは当然だろう。

 

マクレガーは、昨年3月にネイト・ディアスに敗れた直後だったか、ボクシングを強化するために、元ボクシング王者のクリス・ヴァン・ヘールデンとスパーリングを行っている。

MMAの世界ではボクシングテクニックに定評のあるマクレガーといえども、現在ボクシング界でPFP候補と目されているエロール・スペンスとの対戦経験があるヴァン・ヘールデンには、本職との技量の差をまざまざと見せ付けられ、スパーリングでボコボコにされている。

だが、その甲斐もあってか、以降ボクシングスパーリングをかなり多くこなしてきたというマクレガーは、ネイト・ディアスとのリマッチ、そしてUFCライト級タイトルマッチとなったエディ・アルバレス戦では、更なるボクシングテクニックの進化を披露して勝利を上げている。

「普通」の観点で、「常識」に当てはめれば、まずヴァン・ヘールデンにスパーリングでボコられた時点で、彼よりも更に遥か上の世界に居るフロイド・メイウェザーをボクシングルールで倒すなどという事は、考えにも及ばないだろう。

だが、コナー・マクレガーという男は、大多数の人間が「常識」であると思い込んでいる事象に、リスクを承知で、あえて反旗を翻して挑もうとしている。

 

何故、コナー・マクレガーは、そういう考えに至
ったのか。

もしかするとマクレガーは、昨年辺りから数多くのボクシングスパーリングをこなしていくうちに、柔軟で斬新な思考を持つ彼だからこそ理解しえる「ボクシング」というタイトなヒエラルキーで構築された競技の「盲点」を知る境地に達したのかもしれない。

それが、メイウェザー戦に至った動機なのだろう。

 

 

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この試合でマクレガーは、2つの革新的な試みをしようとしている。

一つは、既出の通り、ボクシング5階級制覇王者であるフロイド・メイウェザーとの試合が、マクレガーにとってのプロボクシングデビュー戦であるという事だ。

 

通常のプロボクサーが、メイウェザー戦に漕ぎ着けるまでのハードルは、尋常ではない位に高い。

最初は4回戦の試合からデビューして、そこから20戦、30戦と試合を重ねていき、やっとこさ世界タイトルに挑戦しその頂を手に入れたところで、メイウェザーとの対戦まで取り付けられるプロボクサーは、その中でもほんの一握りだ。あのマニー・パッキャオでさえ、対戦合意を果たすまでには5年以上の歳月を掛けている。

 

だがコナー・マクレガーは、ボクシングプロデビュー戦の相手がいきなりフロイド・メイウェザーである。これが何を意味するのか。それは「プロボクサー、コナー・マクレガー」のデータが白紙であるということだ。

 

ビデオとインターネットが発達した時代において、現代ボクシングというものはある意味情報戦の様相を呈している。

30戦以上もボクシングの試合をこなしているのであれば、迎え討つメイウェザー側としても、相手の攻撃パターンや癖、弱点等を頭の中に叩き込んだ上で試合に臨む事ができる。

幼少期からの豊富な練習量で培われた「ボクシング」という競技の枠の中における様々な攻撃パターン、パンチの筋というものがメイウェザーの脳味噌の中に膨大な数でインプットされており、更に相手を研究しているからこそ、あらゆるパンチに瞬時に反応できる神掛かり的なディフェンス能力を形成しているに違いない。

 

しかし、コナー・マクレガーにはそのデータが無い。一応MMAファイターとしての試合動画は出回っているが、プロボクサーとしては完全に未知数だ。この試合でメイウェザーはデータの無い、何をやってくるか分からない選手と初めて対峙する事となる。

格闘技に限らず、プロスポーツにおいて初物の相手だったり動きというものをいきなり対処するというのは難しい。勿論、ラウンドを重ねていくうちに徐々に対処し攻略法を見出してはいけるのだろうが、序盤戦でそれを把握するのは難しいだろう。その点に関してはマクレガーにアドバンテージがある。

 

 

また、今までだと、メイウェザーに対峙する挑戦者も、これまで培ってきたあらゆる経験と技術を総動員して、いかにメイウェザーのディフェンスを打ち崩すのかを小難しく考えて試合に挑もうとしていた。

しかし、思考が複雑化した挙げ句、逆にコンマ1秒の攻防を争う瞬時の判断というものができなくなり、加えて世界戦という場の雰囲気、フロイド・メイウェザーという名前に呑まれてしまって、動きやパンチに力みが生じ、本来の実力の30%も発揮できずに完封負けを喫したケースは数多かったはずだ。

 

だがマクレガーはプロボクシング経験が無い。良い意味でも、悪い意味でも、プロボクシングという競技の怖さを知らない。

「俺はメイウェザーをKOする」と自らを暗示し、自身の左ストレートをメイウェザーに叩き込む壁画をジムに飾っているマクレガーは、余計な先入観や経験に基づく躊躇いも無しに、倒す左ストレートをメイウェザーの顎を目掛けて叩き込む、本能のメンタルがある。

「経験が無いからこそ発揮できる強み」 というものを、マクレガー自身も存分に利用してメイウェザー戦に挑んでくるはずだ。

 

 

 

もう一つの革新的な試みは、コーチ陣やセコンド陣に名のあるボクシング専属コーチを付けずに、ジョン・カヴァナ、オーウェン・ロディといった、マクレガーが所属しているMMAジムのSBGアイルランドの布陣を敷いている事だ。

「何故、フレディー・ローチみたいな名コーチを付けずに、MMAのコーチ陣を付けるんだ。そんなんでメイウェザーに勝つ気があるのか?」という声が聞こえてくる。

だが、相手はあのフロイド・メイウェザーだ。ボクシングという競技体系のありとあらゆる手の内を知り尽くした男に「普通」のボクシングのやり方を、付け焼刃でマクレガーに教え込んだところで、それが通用するはずがない。

それよりも、いつものMMAのマクレガースタイルで挑み、自分の染み付いた動きに悪い点があったら即座に修整したり、戦術について議論し合える、10年以上に渡って気心の知れたお馴染みのスタッフの元で練習を積み、試合に挑んだほうが勝算があると見込んでの布陣なのだろう。

 

コナー・マクレガーといえば、驚異的とも言える左ストレートの当て感の良さと、力みが感じられない、しなやかな身のこなしを特徴としている選手だ。

それが可能となっている秘訣は、マクレガー独特の練習方法にある。

 

参考記事 「UFCのスター、コナー・マクレガーのトレーニング方法は?」

 

マクレガーはインタビューでこう述べている。

 

「総合格闘技がウェイトリフティングとスパーリングに重点を置きすぎていると感じていた。自分はそうしたトレーニングには関心がなかったんだ。身体を左右に動かすのは脳なのだから、そのようなトレーニングを行わなければならない」

「総合格闘技は、ヘビーリフティングやスパーリングだけではない。身体が自由にフレキシブルに、バランスをもって動くこと、これが格闘技の基本だ。人間のあらゆる身体の動きをマスターすることを心掛けてきた。正直、動きのマスターという面ではまだ白帯だと考えているが、勝負はまだ始まったばかりだ。一つのスタイルのトレーニングに執着することなく、あらゆる面からのトレーニングを行うべきだと思う。どんなトレーニングを取り入れることにもオープンでいる」

 

ボクシングでも空手でも、あらゆる格闘競技において、基本となる動きの「型」というものが存在しており、それをいかに無駄なく、効率良く、正確にこなせるのか、トップ選手同士の試合はまさにそれがモノを言うといっても過言ではない。

だが、マクレガーはMMAファイターであるが故に、そういった「型」に縛られず、独自の動きをマスターしていく事で、対戦相手に
って予測不能な動きを可能にしている。

そのために、ムーブメントコーチ、イド・ポータルを招聘したマクレガーは、動物的な動きを研究しているという彼の哲学を全て吸収し、自分のものにしようとしている。

 

イド・ポータルは語る。

「コナーは流動性、リズムとアングルをケージに持ち込みました。これらは型破りなもので、それによって異なる姿勢をとり、届かないはずのところにも届き、そして予測不可能な場所にテレポートするような動きも可能にしたのです。彼は選手としては非常に誤解されています。多くの人々は彼の高度なノックアウト技術を賞賛しますが、見えないけれど大事なことを見逃しています。直接的には見えない技術のおかげで彼はよりパワフルで強力になったのだと私は考えています」

「今、コナー・マクレガーは総合格闘技界の動きの革新を主導しています。彼が非常に多様な動きを持ち込んだことで、純粋な筋肉層やストレングス、強靭なスタミナといったことへの注目度は下がりました。こうしたことは実際、時に無駄でしかないのです。コナーは新しい事を探求していくことに非常に積極的で、そして素早く学んだことを生かす能力があります」

 

いかに速く、洗練された状態で、教科書通りの動きをこなせるのか、それが最も要求されるようになってきた現代ボクシング界において、ナジーム・ハメドやエドウィン・バレロのような、奇抜な動きで相手を翻弄し、相手をノックアウトする事に特化したボクシングを披露する、野性味を感じさせるボクサーは、いつの間にか鳴りを潜めてしまっている。

そのせいで、ボクシング黄金期と呼ばれた80年代、90年代と比較して、ボクシングという競技の魅力が薄れてしまったように思えてならない。

マクレガーは恐らくボクシングのリングに、忘れ去られていった「野生」を取り戻すボクシングを披露する事となるだろう。

古流の武術のエッセンスをも取り入れた「マクレガー流」とは一体何なのか。それは、我々ファンも、メイウェザー本人でさえ、試合のゴングが鳴るまでは分からない。

 

 

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マクレガーとしては、メイウェザーに勝つためには、なるべく短期決戦で、KOで勝つ以外に方法は無いだろう。

ハンドスピードや動作の正確性では、メイウェザーのほうが上だ。そもそもマクレガーは右リードジャブを当ててイニシアティブを取っていくタイプの選手ではない。

ジャブの差し合いやポイントゲームの攻防では、マクレガーはメイウェザーに到底敵わないだろう。いかに倒すパンチを当てていくか、マクレガーはそれ一本に絞った立ち回りが求められる。

メイウェザーのパンチは、左も右もノーモーションだ。一発の威力は低いものの、左ジャブやボディストレートを不用意に目やボディに受け続けると、マクレガーとしても徐々に手が出せなくなり、ゲームプランを実行する事が難しくなってゆく。

全部の攻撃をディフェンスするのは難しいにしろ、ある程度はしっかりガードしておく事が必要だ。メイウェザーに右リードジャブを当てるまではいかずとも、パーリングやハンドリングディフェンス、距離を取るための足止め、フェイント等の用途での右の使い方が重要になってくる。

 

マクレガーの必殺武器といえば左ストレートなのだが、当然の事ながらメイウェザーにはそれ一辺倒の攻めは通用しない。

マクレガー自身もそれは承知の上であり、この試合に向けて左ストレートに代わる新たな武器を磨いているそうだ。

マクレガーのInstagramのスパーリング写真を見ると、構えをオーソドックスにスイッチしたり、アマチュアボクシングのエリート選手を16オンスグローブで、右アッパーでKOしたりと「プロボクサー」 として更なる進化を遂げた彼の姿が拝見できる。

プラス、メイウェザーでさえも予期できないような「マクレガー流」のムーブメントで、いかに相手の虚を突いて「倒す」パンチを当てる事ができるのか。

 

それでも、例えパンチを当てたとしても、驚異的な打たれ強さでダウンを奪われないのがメイウェザーの強みだ。

しかも、4オンスのオープンフィンガーグローブから、10オンスのボクシンググローブに代わる事で、マクレガー必殺の左ストレートの威力が半減してしまうという懸念がある。

メイウェザーはパンチを当てられた時でも、僅かに急所をずらしたり、ヒットポイントをずらしたりして、相手のパンチの「芯」を外し、パンチの衝撃を吸収する技術に長けている。

つまり、仮にパンチが当たったとしても、それすらもメイウェザーに「見切られている」という状態なのだ。

 

これに対応するには、どうしたら良いのか。

そう、これまでも述べてきた通り、メイウェザーが予期できない動きで「倒す」パンチを当てる事である。

いくら「打たれ強い」と目されているメイウェザーとて人間だ。20年以上にも及ぶプロボクシングキャリアにおける顎のダメージの蓄積、反応の衰えというのは必ずあるはずである。

そこでマクレガーが、メイウェザーでさえも「衝撃を吸収できない」左ストレートを顎にブチ込めば・・・4オンスだろうと10オンスだろうと関係なく、貰った相手は倒れる。

 

あとは、マクレガーのリーチアドバンテージをどう生かせるか。

クリンチ際の攻防も重要となってくるだろう。ここではマクレガーが唯一MMAのスキルを発揮できる場面である。クリンチで体力を消耗させたり、密着した状態からパンチを当てるといった事も可能だ。メイウェザー相手にはどこまで通用できるのだろうか。

 

 

この試合は、メイウェザーにとって様々なイレギュラーが伴う試合だ。

メイウェザーにとっては、これまで以上に勝って当たり前のプレッシャーが掛かった試合であり、「ボクシング界を代表する」というメンツが掛かっている以上、これまでの試合のように味わいない判定勝利で無難に勝利を納めようとすれば、ブーイングは凄まじいだろう。

外敵は完全決着で仕留めてこそ真に讃えられる。

そこで、メイウェザーにとっては不慣れな「倒しに行く」戦いを選択した時・・・もしかしたらそこに力みが生じ、隙が生まれるのかもしれない。

そして仮に、メイウェザーの右にマクレガーが左ストレートのカウンターを合わせてダウンを一つでも奪おうものならば・・・メイウェザーはそこらの世界王者クラスにダウンを奪われた時よりもよっぽど動揺するはずだ。何しろ相手はボクシングプロデビュー戦の選手なのだ。

メイウェザーの敗北は、これまで
彼のキャリア、ボクシングという競技の15年間を全否定しかねないものだ。メイウェザーにとって、この試合は決してラクであるはずがない。

 

精密機械は、一つ綻びが生じれば、全てが瓦解する危険性を孕んでいる。

マクレガーは、鉄壁のディフェンスを誇り、精密機械と呼ばれるメイウェザーの磁場を狂わせるためのトラップを、既に至る所に仕掛けているようだ。

 

マクレガーは1ヶ月前、自身のTwitterで、メイウェザー宛にこう呟いている。

 

「You are in quicksand.(お前は流砂の中にいる)」

 

メイウェザーは既に、コナー・マクレガーという流砂のテリトリーの中に引きずり込まれているのだろうか。

 

 

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「精度がパワーを上回り、タイミングがスピードを上回る」

これは、マクレガーがジョゼ・アルドをKOした直後のインタビューで語った言葉だ。

コンマ1秒、数ミリ単位でパンチを外す達人と呼ばれるメイウェザーに対し、速さではなく、ベストな「タイミング」でその距離や時間が縮められるとしたら・・・コナー・マクレガーという男は、彼しか成し得られない方法でそれを試そうとしているのだろう。

果たしてそれは成功に終わるのか、それとも大多数の予想通り失敗に終わり、嘲笑の的と化すのだろうか。

だが、仮にそれが成功した場合、その時こそ・・・コナー・マクレガーという男の名前は、世界のボクシング史とMMA史に永久に刻まれる事となるだろう。

 

8月27日。本当に「地球が揺れた日」となるのだろうか。

ファンも、アンチも、興味のある人も、興味の無いフリをしている人も、この世紀の一戦からは目が離せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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