ボクシング 好きだから、あげる。
マルワジム横浜…
ただいま
入会金無料
マルワジム横浜
月曜日~土曜日 11:00~23:00まで
日曜・祝日 11:00~17:00まで
この時間内なら
ジム使い放題
お休み 10日・20日・月末
クラス
初心者MMMクラス
ボクシングクラス
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基本的に
自由な感じでやってます
あんまり
細かいことは無しで
これ以上の紹介も
面倒くさいので
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↓
マルワジム横浜…
8月…
マルワジム横浜は
7周年
どか~ん
横浜市南区吉野町5-22
横浜市営地下鉄
吉野町駅
3番出口より
徒歩1分20秒53(検証済み)
045-334-8292
ボクシングより道主義だ。
2017 8 27 アメリカ カーソン
WBO世界スーパーウェルター級王座決定戦
同級1位 元4階級制覇チャンピオン ミゲール・コット 40W33KO5L
×
同級6位 亀海喜寛 27W23KO3L2D
ついに来ましたねぇ
日本ボクシング史上、もっとも大きな一戦ともいえるタイトルマッチがついにやってまいりました
これまで、多くの日本選手たちが、幾多の世界チャンピオンたちに挑んでまいりましたが、アメリカでの挑戦という舞台背景も含め、今回のタイトルマッチはその意義と価値はもっとも崇高なる領域に達した一戦となりますねぇ
かつて、かのガッツ石松さんや高山将孝さんがライト級時代のロベルト・デュランに敵地パナマで挑んだ等の実績はありますが、いくら全盛期のデュランとはいえ、その時点では「後の4階級制覇チャンピオン」でありましたので、そういう意味では「後の超ビックネーム」ということになります(亀田昭雄さんのアーロン・プライヤーへの敵地挑戦も凄いことですが)…
が、亀海選手の場合はちょっと違う
言ってしまえば全盛期は過ぎているかもしれないですが、しかし、現役の、レジェンドボクサーと雌雄を決するという意味においては、かつての日本選手が挑み続けた崇高なる世界タイトルの中でも、その意味と意義においてはもっとも頂点に近い場所である…と言えるのではないでしょうか?
…熱い
これは熱い一戦であります
無敗で日本スーパーライト級タイトルを獲得、さらに、東洋太平洋ウェルター級タイトルを獲得、アジア圏では無敵を誇りましたが、亀海選手はあえてボクシングの本場であるアメリカの地で勝負を賭けたわけですが、世界的ビックネームとの対戦を求め、敗戦の辛酸を舐めながらもついに辿り着いたこの大舞台であります
後楽園ホールで煮え切らない試合を見たこともあります…
それはもしかしたら、自分がどれだけ世界に通用するのかわからない…という「悶々」が滲んでいたからではなかった?
亀海選手にとって、このアジア極東の島国でその強さを讃えられても「無価値」に近いモノであったのではないか?
臆することなく自分を試すためにアメリカに打って出て、そして、苦戦をし、負けて、ついに覚醒し、これまでで一番強くなった亀海選手であります
その背骨はついに、鋼鉄になった
そして、その心臓も鋼になった
その気概とともに、そのボクシングも過去最高の状態にあると思います
躊躇は全くない
ぶっ倒すだけ…の境地に達しているはずであります
帝拳ジム代表の浜田さんはコット戦における作戦を、かの「ファイティング原田」さんが得意とした無尽蔵のスタミナを生かした「オールタイムラッシュ戦法」をとり、そして、あのレジェンド・コットを根負けさせると語っている記事もありましたねぇ
さぁ、どうなりますでしょうか?
…ということで、以降は生中継観戦いたします
1R 両者右構え 体躯的優位は亀海にある 亀海、ぐいぐいと攻めるにじり寄ってコンビネーションを放ち続ける コットは足を使いながらワンツーで迎撃 亀海のボディーブローが炸裂 コットのクリーンヒットも生まれるが亀海のアグレッシブが優位 亀海10-9
2R 迎撃のコットのクリーンヒットが量産される 亀海、鼻血っ コットのコンパクトなカウンターが随所で炸裂 やはり、巧さでは上を行かれる コット10-9
3R コットのワンツーが炸裂 亀海 捨て身で打って出る 犬のように追う 宣言通りの前進ラッシュ ポイントはコットだけれど、確実に消耗させている コット10-9
4R コットの右が当たる スリッピングアウェーで殺すも見栄えは悪い 亀海、喰っても喰っても前進 コット10-9
5R 亀海 攻めるも捌かれる コットの連打をコンビネーションで喰う が、折れない 鋼の心臓 はおれない コット10-9
6R 打たれ強い亀海とはいえ、ちょっと打たれ過ぎだ しかし、守備に重きを置いても勝てない これでいい エンドレスラッシングしかない 足を使うコットを延々と追い回す
ベキッ?
亀海、コットの右のクリーンヒットに一瞬立ち止まるも、ぐっとパンチの余韻を確かめるようにして噛みしめると、再び追い回す
コット10-9
7R まさに、ゾンビのごとき戦い 亀海は 延々と、延々と打って出る コットは近距離から間隙を縫ってクリーンヒットを量産 消耗はさせている…が、このままでは届かない コット10-9
8R しつこくしつこく迫る が、クリーンヒットはコット 亀海はしかしその鋭い眼光で睨みを利かすと意を決して再び攻め込む コットは足をを使い、せめぎあいの渦中からクリーンヒットを量産 コット10-9
9R 同じ展開 同じ展開だが攻め続けるしかない コットの右が炸裂 亀海の動きが一瞬止まる
…くっ
真空状態
が、亀海は再び攻め込む
コット10-9
10R 亀海ノーガード これはいかん うまくいかないことにイライラは募る 巧い 当たらない これだけ攻めててても届かないのか? 亀海は始まりの1秒から捨て身だ ずーっと捨て身なのだ それでも届かないのか? 延々たるフルスロットルを以てしても届かないのか? コット10-9
11R 亀海のボディーにコットに一瞬の怯みが見えたか? いや、ダメだ くぅぅ やはり、クリーンヒットが多いのはコットだ コット10-9
12R 倒すしかない 脛手を注ぎ込め 全てを吐き出せっ 攻める コットの綺麗な軌道のワンツーが亀海を貫く 亀海、決死の猛攻 玉砕覚悟 こいっ こいっ 全身全霊の攻め
…が、ここでゴング
コット10-9
亀海選手、目一杯攻めました…
これ以上ない戦いをしたけれど、しかし、熟練の巧さ
が燃え盛る闘魂を捌き切った
公式の採点 3-0 のユナニマスデシジョンで勝者 WBO世界スーパーウェルター級新チャンピオン ミゲール・コット~?
…巧かったなぁ
しかし、亀海選手、よく頑張りました
もうこれ以上ない闘志の爆発を体現できたと思います
この闘志の燃焼は最高潮に達しておりました
これで勝てないのなら仕方がない…なんて言いたくないですが、でも、これ以上ない戦いができたと思う
が、これは僕の気持ち
亀海選手はもっと出来た…と思っているはず
手応えはあったのか?
戦後の気持ちと感触が気になりますが、どんな想いでいるのでしょうか?
そりゃぁ悔しいけれど、僕は満足しています
作戦通り、延々と追いかけてぶん殴り続けるの実践は完璧にやり遂げた
心も身体も、これ以上ない状態で仕上げることができたと思う
まだまだやれると僕は思いますが、果たして…?
いやぁ、コット、さすがだなぁ~
参りましたぁ
そして、亀海選手、その闘志、最高だったっ?
そう、試合終了直後、コーナーでコットに握手を求められた亀海選手、コットに抱擁されると、その肩に顔を埋めて涙を流しているように見えました
いやぁ、いい場面だったなぁ
感動した
あの悔し涙…
その努力と想いが流させた、あの涙…
そして、それを包み込んだコットという孤高のボクサーの強さと崇高さ…
本当に、本当に、いい場面でした
御愛読感謝
つづく