ボクシング にんげん、岩田のつもりです。
今日は ビバリーヒルズのお友達のお家で
もうボクシングしか見えない
亀海、世界初挑戦で4階級王者コットに0-3「もっと強くなって戻ってくる」
- アッパーで反撃する亀海(右=ロイター)
◆プロボクシング ▽WBO世界スーパーウエルター級(69・8キロ以下)王座決定戦12回戦 〇ミゲル・コット(判定 3―0)亀海喜寛●(26日、米カリフォルニア州カーソン スタブハブ・センター)
【カーソン(米カリフォルニア州)26日=三須慶太】WBO世界スーパーウエルター級6位・亀海喜寛(34)=帝拳=が世界初挑戦での王座獲得に失敗した。同級1位で元世界4階級制覇王者ミゲル・コット(36)=プエルトリコ=に0―3の判定負け。1981年の三原正以来、36年ぶり4人目の正規の同級世界王座獲得はならなかった。亀海の戦績は27勝(24KO)4敗2分け、コットは41勝(33KO)5敗となった。
大金星はならなかった。亀海は試合終了のゴングが鳴ると、コットと抱擁を交わした。「『20歳頃からあなたは私のアイドルだった。ありがとう』と伝えた。もちろんぶっ倒すつもりでいたが、終わればノーサイドですから」と静かに振り返った。ただ「(相手が)レジェンドといえども、勝負の一戦に変わりはなかった。ただ、残念の一言」と悔しさをにじませた。
勝てば日本選手のスーパーウエルター級では81年の三原以来、36年ぶり4人目の正規の世界王者誕生、米国での王座戴冠も三原以来となるはずだった。しかも相手はメイウェザー、パッキャオらと戦った経験を持ち、1年9か月前の前戦ではファイトマネー約18億円を得たという超大物のコット。日本ボクシング史に残るビッグマッチだった。
果敢に挑んだ。初回から積極的に接近戦を仕掛け、ボディーやアッパーなどを浴びせた。その後も勇敢に前へ出続けたが、コットの多彩な角度からのパンチや足を使ってさばく戦法に苦しめられ、決定的な場面を作れなかった。「(コットのパンチは)全然、効いていなかった。上腕二頭筋に乳酸がたまってしまい、ショートのパンチが打てなくなった。詰め切れなかった」と肩を落とした。
亀海は中2の時に北海道の実家の近所にある公園で、我流でボクシングを始めた。今回で9戦目となった米国では黒星も味わいながらその激闘ぶりでファンの心をつかみ、ひのき舞台にたどり着いた。だが及ばず「一番大きなチャンスを逃してしまった」と落胆した。
それでも勇敢な戦いぶりに中継局の米大手ケーブルテレビ「HBO」上層部から「また大きなチャンスを与える」と言われ、元スター選手のバーナード・ホプキンスからも「あんなすごいプレッシャーを見たことがない」と声をかけられたという。「もっと強くなって戻ってくる」と亀海。一回り大きくなって、必ずこの大舞台に再び立つ。
1R見たときは解説の飯田さんの言うように中盤で倒してしまうんじゃないか?といういい出だしで、行けると思いましたが、やはり百戦錬磨のコットでしたね。亀海選手はプレッシャーをかけコットに迫るも、コットのような連打がでませんでしたね。乳酸が抜けてなく、手数がスムースに出なかったと言ってましたが、判定は0-3でしかも大差でしたが、面白かったです。亀海選手の再起に期待してます。
山中竜也、初挑戦で戴冠し母に感謝「お礼を言いたい」
- 6回、福原辰弥(右)の顔面に左フックを放つ山中竜也
- 王者・福原辰弥を破り、WBO世界ミニマム級・新王者となった山中竜也(中央)(右から4人目は母の理恵さん)
▽WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇山中竜也(判定)福原辰弥●(27日、熊本県芦北町・しろやまスカイドーム)
同級1位の山中竜也(22)=真正=が3―0の判定で王者の福原辰弥(28)=本田フィットネス=を破り、世界タイトルを初挑戦で奪取した。打っては離れる戦法で左ファイターの福原を翻弄。6人きょうだいを女手一つで育てた母・理恵さん(46)をリングに上げ、喜びを分かち合った。通算成績は山中が15勝(4KO)2敗、初防衛失敗の福原が19勝(7KO)5敗6分け(観衆2800)。
ベルトを巻いた山中が、理恵さんと誇らしげにフラッシュを浴びた。小学生の時に離婚し、清掃など深夜アルバイトを掛け持ちしながら、朝に弁当を持たせてくれた母。「生んでくれた母さん、家族にお礼を言いたい」。弟・勇樹さん(17)に7月、長女・叶夏(かんな)ちゃんが誕生。初孫誕生と二重の喜びになり「竜くん、よく頑張った。しっかり見届けたよ」と感動の涙を流した。
地元関西を離れての世界初挑戦。試合前夜は重圧に襲われ、母に電話で「逃げ出したい」と漏らした。「大丈夫!」と励まされ、平常心を取り戻した。試合では開始ゴングが鳴ると左ジャブや右ストレートを当てては距離を取り、福原のリズムを狂わせた。きれいな顔で「パンチをもらわなかったのが勝因」。「福原さんは左を打つ時、右ガードが下がる癖があった」と作戦通り、カウンターの左フックで王者の足を止めた。
元世界3階級王者・長谷川穂積氏(36)にあこがれ、同じ真正ジムに入門した山中が長谷川氏、WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(27)に次ぐ同ジム3人目の世界王者になった。新王者は「長谷川さんみたいな、すごい王者になりたい」と力を込めた。(田村 龍一)
◆山中 竜也(やまなか・りゅうや)1995年4月11日、大阪・堺市生まれ。22歳。小学6年から地元で競技を始め、中学2年で真正ジム入り。高校には進まず12年6月、プロデビュー。16年11月、東洋
平洋ミニマム級王座獲得。身長162センチの右ボクサー。家族は母、弟3人、妹2人。次男・大貴(19)も真正ジムのプロボクサー。
こちらは新チャンピオン誕生ですか、お母さまの苦労が語られてますね。山中選手おめでとうございます。ただ4団体ミニマム辺りはこれからも日本人対決の世界戦国内での世界タイトルの回しあいはつづくんでしょうね。世界タイトルという名の日本タイトル戦
タイがAとCを独占日本がFとOですか。統一戦やって欲しいですね。