いいえ、女装です
「「……」」 まぁ、ちょっと予感はしてたよ?普通じゃないだろうな、って。黄色い歓声が上がってるし、野郎共がウォーウォー言ってるし。
「…何これ」 「分かりませんねぇ…」 カフェって書いてたからてっきり普通のかと思ってたら…。
「お帰りなさいませ、ご主人様❤」 と女装して薄ら笑いを浮かべながら働く先輩がいた。
「メイドカフェとは思わなかった…」 「おい!」 ビクッ!として振り向くと
「岡田先輩!」 「よ。入れよ、お前らも。少しくらい座れ」 「「はぁい…」」 岡田先輩って何してんだ?
「撮影はコーヒー頼んでからしろよ」 そういう声掛けの役割!?
「無断撮影は拳が飛んできます」 怖いから!
「……何飲む?」 「コーヒーですかね?」 手を挙げて呼ぶ前に
「ご注文をどうぞ❤」 と顔を上げて目をぱちくり。
「先輩!」 「相葉っ!おまっ、あぁ!二宮も!」 やる気満々な櫻井先輩がいた。