女装 世界の中へ、暮らしの中へ、いい商品世界から
初めまして。ちなるちゃんからご招待いただいたオカマが、今回筆を取らせていただきます。ゆきをと申します。
ちなるから二つ返事でブログ書くよ〜と言ってから、随分と時間が経ってしまったわね。色恋沙汰で色々あってねぇ…。大変だったのよ。ごめんなさいね。
というか部外者が乱入しちゃって、すいませんね！ブログ自体初めてで何が何やら、なんだけど、ちなるちゃんたちのブログの面白さに惹かれて、自分もやってみたくなったのよ。
さて、まずは軽く自己紹介をさせていただきます。わたしは今34歳。埼玉在住のゲイです。介護の仕事をやりつつ、夜は週に3回以上は二丁目で飲んでいます。多いときは夜勤以外ほぼ毎日？ときにはオールなどして、朝になってもまだハシゴすることもあるわ。（0時スタートのゲイバー、朝方スタートのゲイバー、あるんですよ。わたしみたいな気違い、そして同業者、すなわち水商売の方々が仕事終わりに飲んでいく、場末の中の場末ね）（最上級の褒め言葉のつもりよ）
もういい歳なんだけど、なんでこんなになっちまったのかしらねぇ。自分が三十路になる前は、こんな自分を想像してなかったわよ。飲みプロ、プロ客、そんな風に言われる事もなくはないけど、私はそんなに器用に立ち回れるタイプではないし、客として幅を利かせられる図太さもない、小心者のオカマ。さしずめ、二丁目依存、てとこかしらねえ。溜息。でも、いいの！本っ当に色んな友達との出会いがあるし、楽しくて仕方ないから。もちろんちなるとの出会いもよ！人生ハッピーにしてくれて、感謝しかないわ！
ちなると出会ったのは、言うまでもなく二丁目。彼女の過去の記事に出てきた、作家の伏見憲明さんが経営するミックスバーA Day In The Life、通称「アデイ」で行われた、中村うさぎさんのイベントの時ね。
あれは、とにかく混んでたわねえ！中村うさぎさんの放つ熱気に負けないくらいの、お客たちのエネルギーが充満して、思い出すだけでゾクゾクするわ。たしか、ちなると、まさのぶちゃん、てつこちゃんは（お二人ともまた飲みたいわ〜！！）スタートしてから少し経って入店したのよね。わたしにとってアデイは、ホームと呼べる店。生まれて初めてボトルを入れた店なの。大体の常連客とは顔見知り。なので新規のお客が入ったら割とすぐわかるんだけど、ちなるたちは本当に目を引いたわ。
やたら綺麗な、しかも二丁目慣れしてそうな女と、やたらかわいいけどホゲ散らかしてる前髪系のゲイの子と、そして、女の子？男の娘？いや、女装！？かわいい！クオリティ高！うさぎさんは、やっぱり「引き」が強いわねえええ、と、うさぎさんのトークに笑いつつ、心の中で感嘆してたのよ。
激混みイベントなのに、あなた方ときたら、小声で、しかもしっかり周りに聞こえるように「濃いめで！」とオーダーしてて、やっぱり！と合点がいったというか、「あなたがたの方が、濃いめだと思うわ〜」と独りごちたのを、なぜかよく覚えているの。
うさぎファンのちなるが、ミックスバーとはいえ、ゲイバーの要素が強い、しかも、ほかのゲイバーと趣きが全く違うアデイに通うようになったのは、本当に驚いたの。アデイは、大ママが作家さんであるだけに、二丁目の飲み屋というよりはサブカル的で、ゴールデン街的な雰囲気があると言うのは、よく言われることよ。だから、ノンケ客を相手にするオカマバーとか、観光バーに行くようなお客はほとんど、再訪したいとは思わないでしょう。なおさら驚いたのは、アデイは曜日ごとに営業するママが異なるのだけど、中でも一番オールドスクールな所謂女人禁制、「ホモバー」の毛色が強い、「いたるの部屋」に1人でふらっと来て、そこのママのいたるさんと、強烈な客に気に入られたということを知った時。あなたが銀座でナンバーワンホステスだということを聞いたら、さらに声を上げたわ。笑笑笑 そんなすごい人だったのね〜〜！！そりゃ、二丁目に金落とすわけだわ〜〜。ありがたや〜〜！！
うさぎさんのイベントでお見かけして以来、ずっとあなたとじっくりお話して見たいと思ってたの。だって、わたしとおんなじ病に取り憑かれてんじゃん！じゃあ、悪いやつじゃないじゃん！！ってことが、直感でわかったから。笑
自意識過剰、自己愛が強すぎる反面、それが故傷つく事が多い、他の人からしたらどうでもよいこと、自明なことを疑ってしまう、etc.そんな生きづらさをぶら下げて生きているんでござい、って顔に書いてあるもん。そりゃお互い、うさぎさんのファンにもなるよね。そりゃアデイに通うようにもなるわよね（アデイはバーだけど、大ママの伏見さん曰く、生きづらさを抱える人のための病院、リハビリ施設だって。泣）（実際セクシャリティ問わず、医療関係者、特に心療内科関係の方もよく通われるわ。笑）
あ〜ん、てか、こんな風に書いたら、アデイのお姐様たちや大ママから、あんたと銀座ナンバーワンホステスを同列に語るなー！！とか怒られるわね。笑笑 わたしったらいつも、調子こいて愛のムチを食らってばっかり。くわばらくわばら。
だけど、ゆっくりお話しできたのはつい最近なのよね。あなたの寿退社（予定）の話を聞いて、わたしも思わず自分の恋バナ（笑）なんかしちゃって。厳しいお水の世界の頂点に立ったあなたを、近寄りがたく遠くの存在に思ったものだけど、その時以来、なんとなく、身近に感じたのよね。勝手に。
ごめんなさい、冗長になったわ。また気が向いたら、恋について。酒について。愛して止まない二丁目について。なんか書くわね！
ちなみに、わたしはいま、朝の3時まで二丁目で飲んだあと、恋人（相手…いや、やっぱり自粛。書けることと書けないことがあるわ〜笑）とホテルへ行き朝帰りの電車の中でこれを編集してます〜。大好きな恋人と過ごせて、とても幸せ。頭の中は今井美樹のPrideが流れてるかって？？いいえ、葛城ユキのボヘミアンかしらね〜〜。
まさのぶさん、てつこさん、わたしのこと覚えてらっしゃらないでしょうけど、わたしはよ〜く覚えてるわ〜〜！そして、やちよさん、よろしくどうぞ！
皆さん、これからも共にいい酒を飲みましょう〜〜！わたしならいつでも、大好きな新宿にいるわよ。オホホホホ！！！
•ゆきを19846034。介護職。職場や家族にはゲイであることをカミングアウト済み
•初恋は小5のクラスメイトの男の子
•10代はゲイバレがきっかけで暗澹たる青春を過ごす
•筆下ろし、初彼氏は26歳
•そこに至るまでに大層性格がこじれる
•体操部出身
•マニア気質。音楽マニアでジャンル問わず8000枚のCDを保
していた
•ファッション基地外。好きなブランドはsacai、MARNI、comme des garcons、Jil Sanderと女性デザイナーばかり
•ファッションに金を使い過ぎ、カードを切りすぎる。いわゆるリボ釜
•現在ファッション釜から足を洗い、散財は酒のみに留めている（それすら依存対象が変わっただけ）
•ゲイカルチャー全般、二丁目を愛して止まない
わたしの愛するお店の一つ
女装 自然とは、必死に遊べ
まず、、、コメントをいただいた皆さま、お返事を書くことが出来ず申し訳ありません(。>д<)
急にたくさんのコメントをいただてしまったものですから…全ての方にお返事を書くのに追い付かなくなってしまいました(´・ω・`)
さとみんは｢あの人には返事をしてこの人にはしない｣ということはしたくありませんから、全ての方にお返事が書けない…orzとなったときは皆さま平等にお返事を書かないことにさせていただいております。過去にも一度こういうことがあったかな…ないようにはしたいのですが…誠に申し訳ありませんm(__)m
ですが、コメントは全て拝見させていただいております。温かいメッセージ本当にありがとうございます(*´ω｀*)
この記事からまたお返事を書けるように頑張りたいと思います(*￣∇￣)ノ
さて、昨日でバスとりっぷさんのインタビュー記事が三部全て配信されました
これでさとみんにとっての一大イベントがひとつ終了しました(*´ー｀*)
さとみんのインタビュー記事
第一部https://www.bushikaku.net/article/52424/?title_id=1419
第二部https://www.bushikaku.net/article/52742/?title_id=1462
第三部https://www.bushikaku.net/article/52755/?title_id=1415
予め告知していた方やこのブログをご覧の皆様からは｢バスとりっぷ見たよー｣とたくさんのお声をいただいたのですが、告知もしてなければ日頃接点のない他の営業所の方や他のバス会社の方からも｢見たよ！｣のお声をいただきました(ノ´∀｀*)
それなりに反響があったということですね結構皆さん｢バスとりっぷ｣って見てるんですね
それもそのはず。実は｢バスとりっぷ｣さん、月間アクセス数90万PVの巨大サイトなんです。
そんな巨大サイトにさとみんの記事を載せていただき光栄に思うとともに改めてバスとりっぷさんに感謝したいと思います(*´ω｀*)
それでは皆さま、バスとりっぷさんの記事をご覧になられてどのような感想を抱かれたのでしょうか？
前向きにお仕事に取り組んでいて感心だなぁ(*´∇｀*)と思う人もいれば、｢性同一性障害｣であることをネタにして目立とうとしてるのではないか(￣ヘ￣メ)と否定的に見る人いたり、、色んな感想を持たれたことかと思います(*^^*)
では、当の本人であるさとみんの感想から。。
今回のバスとりっぷさん掲載まての流れなのですが、まずインタビューを終えて、ライターさんが記事を作成します。そしてさとみんと会社の方で原稿を確認し、若干の修正を経て掲載となりました。
ライターさんから原稿が送られてきたときはあたしは正直びっくりしました(・・;)
元々は｢女性バス運転士｣としてインタビューの依頼を受けたのですが、｢あたしが性同一性障害である｣ということが大々的に書かれていたからです
もちろん｢あたしが性同一性障害であることはオープンにしていいですよ。｣とあたしも言いましたが、まさかタイトルに｢性同一性障害｣がつくとは思いませんでした(^_^;)
これは別に不満があると言っている訳ではないんですよ。ちゃんと記事の確認もさせてもらってあたしも了承した上で掲載された訳ですから。。
ただ、完成した内容があたしの予想と大きく違っていたので驚いたというお話です(^o^;)
まあ、相手はプロですから…ちゃんと注目される記事になるように考えて作成した結果なのでしょう。
一応言い訳しておきますが、今回のインタビューは元々｢女性バス運転士｣の特集であり、｢性同一性障害バス運転士｣の特集ではありません。
それから、本年4月14日配信｢雑談~目立ちたいからオープンにしている訳ではない~｣という記事でも書きましたとおり、あたしは｢性同一性障害｣であることで目立ちたいのではありません。｢女性バス運転士｣として目立ちたいのです。あたしはおネエ芸人ではありません(￣^￣)その違いを今一度ご理解いただけたらと思います(^^ゞ
(※もちろんおネエ芸人を否定している訳ではありません。さとみんとは路線が違うということですよ)
あたしも本音を言えば｢元男性｣であることは隠したいです。そもそも好きで男性として生まれてきた訳ではありませんしね。。ですが、隠せるほどの【パス度】ではないのだから仕方ありません。隠せないなら堂々と元男性ですとオープンにして生きた方がよいでしょう。というのがあたしの考えです(・ω・)ノ
もちろんオープンにするからと言って開き直ってキモい女装のオジサンになるつもりはありません。キモくて有名になるなんてまっぴらごめんです(^_^;)
それにあたしは｢女性バス運転士｣という女性として接客業に就いている訳ですから、女性に見えるように…尚且つお客様から見て不快になるような見た目にならないようにする努力は続けなければなりません。。
見た目も…ですが、こうしてメディアに出た以上はバス運転士として無事故を貫くことはもちろん、運転技術と接客サービスの向上をに努めてより質の高い仕事をしなければなりませんね。
今回の取材は仕事のモチベーションを高めるためにもよい機会となりました
これを機に他にも取材が来ないかなぁ~と密かに期待しています(*^^*)
