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ビジネス書の販売店舗情報、商品を格安価格でご提供しております

ビジネス書

ビジネス書 発見。

世界のTOYOTAさんから新型クラウンのラッピングカーのデザインを依頼を受けたものの、そういえば車のデザインなんぞやったことがないことに気がついたキングコング西野。
素人なりに頭をひねり、TOYOTAさんのこれまでの新聞広告をラッピングした『新聞クラウン』を提案するも、著作権問題に引っ掛かり、2秒で撃沈。素人クオリティーを証明し、世界のTOYOTAを不安に陥れます。
ラッピングカーの御披露目は、3月12日(火)~17日(日)の6日間。場所は表参道ヒルズ正面玄関前!ココ!
なんと、8日後です。さあ、いよいよ時間がありません。お察しのとおり、大ピンチを迎えております。
 そんな中、TOYOTAの皆さんとの顔合わせがありました。

会議室に入ってみるとスーツを着た人達が20~30人ほどズラリ。さすがは世界のTOYOTA。スナック『Candy』でハイボール片手に打ち合わせをする株式会社にしのあきひろとは大違いです。『プペル美術館』の会議をする酔っ払いの皆様
こちらの写真は世界のTOYOTAさんから「西野さんに任せたから、もう大丈夫!」的なことを言われて、「マズイ!」と思っている僕と、「…いや、コイツは車のデザインとか1ミリもできないですよ」と担当タレントを1ミリも信用していない顔をしている須藤マネージャー(西野の隣)。
TOYOTAの皆さんとの顔合わせで分かったのは、TOYOTAさんが今回の『新型クラウン』に勝負をかけていることと、キングコング西野が過度の期待を寄せられていることです。
これはもう、完全に結果を出さなきゃいけない案件です。ヤバイです。

顔合わせ後、すぐにアトリエに籠り、次の一手を考える西野氏。筆を転がしながら、あれやこれやと考えます。シンプルに絵が上手い
「クラウンのどの部分にスポットを当てようかしら?」とウネウネ考え、そしてついに、『コネクティッド・カー』という部分に目をつけます。
━━━━━━━
『コネクティッドカー』というのは、要するに、インターネットで繋がっている車のことで、たとえば鍵を閉め忘れても遠隔操作で閉めることもできるし、LINEを使ってクラウンと会話することも可能です。
行き先の住所や、行き先の天気や、ガソリンの残量などをLINEでクラウンに聞けるわけですね。(※コチラの動画が分かりやすいかも↓)
車と人と街が繋がるわけです。そして、ここで、西野がついに閃きます。
「『錆び』だ!」
多くの方が誤解していますが、『錆び』というのは“劣化”ではなく“酸化”です。人間が強引に作り出した『鉄』という不自然(不安定)な素材が、空気(周辺環境)と繋がることで生まれるのが『錆び』です。まさに『コネクティッド』ですね。
完全に勝利を確信した天才氏
「錆び」のラッピング自体は珍しい手法ではありませんが(数年前に海外で流行ってた)、「コネクティッド」から結んだこのコンセプトは見たことも聞いたこともありませんし、なにより、表参道ヒルズの前に『錆びた新型クラウン』が停まっていれば大きな話題になりそうです。
そして、なによりなにより、「なんで、新車を錆びさせたの? 真逆じゃん?」という疑問から、「それはね…」という会話が生まれるキッカケになるので、拡散しそうです。
時間がないので、すぐさま、『錆びクラウン』を提案する西野氏。こういう車が表参道ヒルズの正面玄関前に停まっていたら、インパクト大!
「世の中にある全てのものは『安定した姿』に向かいます。『鉄』と『錆び』の関係もそうです。人間が強引に作り出した『鉄』という不安定な姿は、酸素と繋がることで『錆び』という安定した姿へと向かいます。『錆び』はネガティブに捉えられがちですが、『本来あるべき姿』で、『車と人と街』が繋がった今回のクラウンも、『本来あるべき車の姿』だと考えました。僕からは以上です」
TOYOTAさんへのプレゼンもバッチリです。完全に仕事ができるビジネスマンです。さすがは、時代を牽引する革命家。さすがは、稀代のマーケッター。さすがは、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ!本当であれば「この才能(西野亮廣)に目を付けたのが、御社の最大の才能です」という言葉を付け加えたかったのですが、そこは言わずにクールに席に着く天才氏。
まもなく、その天才氏に耳に、信じがたい言葉が返ってきます。

「…あの、えっと…『錆び』は、チョット……」
またもや敗れたハゲ氏
世界のTOYOTAさんが、圧倒的にモゴモゴされています。なんだか、とても言いづらそうですし、そろそろ「もしかして、西野にお願いしたのは、失敗だったかも…」と思われる時間帯です。

そりゃそうですよね。
『錆び』に関する雑学や屁理屈をゴネていましたが、さすが『錆び』はないですよね。いや、自分で喋りながら、薄々気づいていましたよ。
そして私はここで重大なミスに気がつきます。それは、「デザインが完成してから、ラッピングカーを作る時間を計算に入れていない」ということです。12日に展示ということは、11日の夜までには完成させていなきゃいけませんし、11日の夜までに完成させるには、それより前に制作作業に入いらなければなりません。
今日は3月4日です。
残り8日あると思っていましたが、とんでもねーぞ!おい!どうすんだよ!デザインの入稿まで、もう絶対に時間がねぇだろ!ピンチだぞ!凄まじいピンチを迎えているぞ!!
もう、お笑いとか絵本とかやってる場合じゃねぇっ!俺はラッピングカー職人一本に専念するっ!!死ぬぞ!このままだと確実に死ぬぞっ!!ギャース!!!!
(つづく)
【追伸】最新作『チックタック ~約束の時計台~』の売上部数は現在1177部。必ずヒットさせます。「このリターンを撰ぶ」から御購入いただけます。応援宜しくお願い致します
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【オンラインサロン】毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。今朝は「自分が扱う仕事のサイズを大きくする方法」について真剣に書いております。興味がある方はコチラ↓西野亮廣エンタメ研究所

ビジネス書 いっしょなら、きっと、うまくいくさ。

世界のTOYOTAさんから新型クラウンのラッピングカーのデザインを依頼を受けたものの、そういえば車のデザインなんぞやったことがないことに気がついたキングコング西野。
素人なりに頭をひねり、TOYOTAさんのこれまでの新聞広告をラッピングした『新聞クラウン』を提案するも、著作権問題に引っ掛かり、2秒で撃沈。素人クオリティーを証明し、世界のTOYOTAを不安に陥れます。
ラッピングカーの御披露目は、3月12日(火)~17日(日)の6日間。場所は表参道ヒルズ正面玄関前!ココ!
なんと、8日後です。さあ、いよいよ時間がありません。お察しのとおり、大ピンチを迎えております。
 そんな中、TOYOTAの皆さんとの顔合わせがありました。

会議室に入ってみるとスーツを着た人達が20~30人ほどズラリ。さすがは世界のTOYOTA。スナック『Candy』でハイボール片手に打ち合わせをする株式会社にしのあきひろとは大違いです。『プペル美術館』の会議をする酔っ払いの皆様
こちらの写真は世界のTOYOTAさんから「西野さんに任せたから、もう大丈夫!」的なことを言われて、「マズイ!」と思っている僕と、「…いや、コイツは車のデザインとか1ミリもできないですよ」と担当タレントを1ミリも信用していない顔をしている須藤マネージャー(西野の隣)。
TOYOTAの皆さんとの顔合わせで分かったのは、TOYOTAさんが今回の『新型クラウン』に勝負をかけていることと、キングコング西野が過度の期待を寄せられていることです。
これはもう、完全に結果を出さなきゃいけない案件です。ヤバイです。

顔合わせ後、すぐにアトリエに籠り、次の一手を考える西野氏。筆を転がしながら、あれやこれやと考えます。シンプルに絵が上手い
「クラウンのどの部分にスポットを当てようかしら?」とウネウネ考え、そしてついに、『コネクティッド・カー』という部分に目をつけます。
━━━━━━━
『コネクティッドカー』というのは、要するに、インターネットで繋がっている車のことで、たとえば鍵を閉め忘れても遠隔操作で閉めることもできるし、LINEを使ってクラウンと会話することも可能です。
行き先の住所や、行き先の天気や、ガソリンの残量などをLINEでクラウンに聞けるわけですね。(※コチラの動画が分かりやすいかも↓)
車と人と街が繋がるわけです。そして、ここで、西野がついに閃きます。
「『錆び』だ!」
多くの方が誤解していますが、『錆び』というのは“劣化”ではなく“酸化”です。人間が強引に作り出した『鉄』という不自然(不安定)な素材が、空気(周辺環境)と繋がることで生まれるのが『錆び』です。まさに『コネクティッド』ですね。
完全に勝利を確信した天才氏
「錆び」のラッピング自体は珍しい手法ではありませんが(数年前に海外で流行ってた)、「コネクティッド」から結んだこのコンセプトは見たことも聞いたこともありませんし、なにより、表参道ヒルズの前に『錆びた新型クラウン』が停まっていれば大きな話題になりそうです。
そして、なによりなにより、「なんで、新車を錆びさせたの? 真逆じゃん?」という疑問から、「それはね…」という会話が生まれるキッカケになるので、拡散しそうです。
時間がないので、すぐさま、『錆びクラウン』を提案する西野氏。こういう車が表参道ヒルズの正面玄関前に停まっていたら、インパクト大!
「世の中にある全てのものは『安定した姿』に向かいます。『鉄』と『錆び』の関係もそうです。人間が強引に作り出した『鉄』という不安定な姿は、酸素と繋がることで『錆び』という安定した姿へと向かいます。『錆び』はネガティブに捉えられがちですが、『本来あるべき姿』で、『車と人と街』が繋がった今回のクラウンも、『本来あるべき車の姿』だと考えました。僕からは以上です」
TOYOTAさんへのプレゼンもバッチリです。完全に仕事ができるビジネスマンです。さすがは、時代を牽引する革命家。さすがは、稀代のマーケッター。さすがは、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ!本当であれば「この才能(西野亮廣)に目を付けたのが、御社の最大の才能です」という言葉を付け加えたかったのですが、そこは言わずにクールに席に着く天才氏。
まもなく、その天才氏に耳に、信じがたい言葉が返ってきます。

「…あの、えっと…『錆び』は、チョット……」
またもや敗れたハゲ氏
世界のTOYOTAさんが、圧倒的にモゴモゴされています。なんだか、とても言いづらそうですし、そろそろ「もしかして、西野にお願いしたのは、失敗だったかも…」と思われる時間帯です。

そりゃそうですよね。
『錆び』に関する雑学や屁理屈をゴネていましたが、さすが『錆び』はないですよね。いや、自分で喋りながら、薄々気づいていましたよ。
そして私はここで重大なミスに気がつきます。それは、「デザインが完成してから、ラッピングカーを作る時間を計算に入れていない」ということです。12日に展示ということは、11日の夜までには完成させていなきゃいけませんし、11日の夜までに完成させるには、それより前に制作作業に入いらなければなりません。
今日は3月4日です。
残り8日あると思っていましたが、とんでもねーぞ!おい!どうすんだよ!デザインの入稿まで、もう絶対に時間がねぇだろ!ピンチだぞ!凄まじいピンチを迎えているぞ!!
もう、お笑いとか絵本とかやってる場合じゃねぇっ!俺はラッピングカー職人一本に専念するっ!!死ぬぞ!このままだと確実に死ぬぞっ!!ギャース!!!!
(つづく)
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 2019/03/06 08:01 860pc
ビジネス書を読むことは努力ではなく単なる頭の準備運動に過ぎない。本から得た着想を自身に定着させるための行動を努力と言います。

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