ビジネス書それは、人と神の物語

ビジネス書家を買う。をギャンブルにしない。

行きつけの餃子の王将のカウンターに座ってふと横見たら、
■　外国人（男）
がいたんですよ。
それで、このブログを読んできた方ならご存じのように、僕、今、英語勉強の真っただ中じゃないですか。しかもその努力がハンパないじゃないですか。
週２回の英会話教室に通ってますし、毎日夜の１１時から必ず英語勉強してますし、最近では新しい英会話学習法「ジェントルマン英会話」を開発し、

ジェントルマン英会話とは、

自分の知らない、新しい文法、単語、英文に触れたとき、その一文をすべて「ジェントルマンズクラブ（アメリカではストリップバーのことをこう呼びます）内の会話に置き換える」というもので
（たとえば subordinate という複雑な単語が出てきて、これは「部下」という意味なのですが、受験であれば何かにこじつけて覚えればいいのですが、英会話では０．１秒で出てこないとだめなので、そこでたとえば、ジャントルマンズクラブのボーイに以下の言葉を英語で言うと想定するわけです。
If you call that dancing girl here,I will be your subordinate.

（もしあなたがあそこで踊っている女性をここに呼んでくれれば、私はあなたの部下になりましょう）
この一文を部屋の中で何度も声に出して読むのですが、頭への入り方がハンパないし、情景を鮮明にイメージできてるので、まさに「生きた英語」を覚えられるというわけです。

その意味で「ジェントルマン英会話」は脳科学、行動科学の面から見ても完璧な習得法であり、この１ヵ月で僕の英語力は相当に伸びているはずなんですよね。
そこで、餃子の王将のカウンターにたまたま居合わせた隣の外国人に話しかけようと思ったのですが
このブログを読んできた方ならご存じのように、僕、かなりのチキンじゃないですか。
昔ブログでも書いたんですけど、ケンタッキーフライドチキンをテイクアウトしたとき、たまたま目の前にめっちゃお腹をすかせてそうなホームレスの人がいたんですけど
「このフライドチキンをあげたいけど、物恵んでるって思われてめっちゃ失礼な行為になりかねないぞ……でもこうやって迷っているうちにどんどんケンタッキーは冷めていく！」とテンパりまくって、最終的に「どうなるか予想がつかないからやってみるしかねえ！」と清水の舞台から飛び降りる勢いでケンタッキー渡したら、ホームレスの人が「あんがとー！」って言いながらあっさり受け取ったという事件もあったのですが
まあとにかく対人関係でテンパリまくるのが僕なんですよね。
だからこのときも

（いきなり話しかけたら迷惑なんじゃないか）

とか

（外国人と英語でしゃべってる日本人ってハタから見たらサブいからなぁ）

とか

（ていうか、最初の第一声どうすりゃいいんだ？）

とか、
テンパりまくったんですけど
最終的には、今回も水野の行動信念であるところの
「迷ったらＧＯ。（ただし買い物はＳＴＯＰ）」
に従い、思い切って声をかけたわけです。
第１声は↓を選択しました。

Excuse me. May I ask a question?

（すみませんが、一つ、質問してもよろしいでしょうか？）

海外旅行のガイドブックの最初のページに載ってるやつですね。
でも、ガイドブックに載るってことはそれだけ信頼性が高いってことなんでね。チャンスは一度きりですから。失敗は許されないですから。
そしたら、その男が「どうぞ」的な感じの雰囲気になったので
清水の舞台から飛び降りる勢いで、次の言葉を投げかけました
What do you do?

（あなたの仕事は何ですか？）
海外旅行に携帯していく「ポケット英会話」の最初のページに出てくるやつですね。繰り返しますが、失敗は許されませんので。どれだけ理想掲げても結果出さなきゃ意味ないんで。
そしたら、その男の人は「デザイナーだ」と言いまして、王将の紙ナプキンに絵を書き始めたわけです。
それから彼は「ＳＩＭ（シム）」という名前であることが分かりました。
そしてＳＩＭから「お前の職業は何だ？」と聞かれたので
I am writer. （私はライターです）
と答え、
「どんな本書いてるの？」
と聞かれたので、色々答えてたんですけど、その中で↓の台詞とかを英語で言ってたりしたんですけど、これ、後から間違いであることに気づいたんですけど、
Ｉ have two hundred million copies.

（私が出した本は２億部です）

部数が日本の人口超えちゃったんですけど
ＳＩＭも
「Really！？」
言うてましたけど
僕は
「sure」（当然さ）
と返したりしながら、そんなこんなで僕たちは意気投合して王将でビールを飲んだりして、
そしたらＳＩＭが「もう一軒行かないか」って言ってきたんで「行こう行こう！」と店を出たわけです。
いやあ、このときは天にも舞い上がらんばかりの気持ちでしたね。
声を掛けるときも勇気を振り絞しましたし「俺、結構英語しゃべれてる！」という達成感もありました。
それで「人生はやっぱり行動あるのみだよなぁ」と思いながらＳＩＭと肩組んで「ブラザーブラザー」呼び合いながら居酒屋に入ったんですけど、
その居酒屋が入口に大きなテーブルが置いてあって、そこに通されたんですけど、
目の前に男女のカップル、右斜め前に男の２人組がいて、
図で表すと↓の配置でした。

男女　　男男
□ □　　 □ □

□ □
Ｓ水
Ｉ野
Ｍ
そしたら、いきなりＳＩＭが目の前の男性に話しかけまして、僕を指差して
「彼は日本で有名なライターだって言うんだけど、知ってるか？」
そしたら、男の人が

「もしかして、水野さんですか？」

ってたまたま僕のことを知ってまして、フラッと入った居酒屋で知ってる人がいるなんて僕としては超鼻高々で、ＳＩＭも「アメイジング！」とか言ってきて、僕たちはさらに盛り上がったんですけど

突然、男の隣にいた女の人が、英語でＳＩＭと話し始めたんですけど、その女の人が英語がペラペラで

何言ってるかまったく理解できないんです

さら、その右側にいた男の２人組の１人が、突然、英語で会話に入ってきたんですけど

彼とＳＩＭの会話がまったく聞き取れないんです
それで、冷静に考えてみたら、僕、餃子の王将では最初の言葉以外は英単語並べてただけで、全然英会話できてなかったんですよね。

こうしてＳＩＭと女と男、３人はガンガン英語で会話してゲラゲラ笑って、その間、僕一言も発することができず

結果、居酒屋で↓のポーズで固まることになりました。
これ、何でこんなポーズになってたのかというと
「身体の中に入ってる英語を一つでも外に出したい、でも出せない」状
態に陥ると人間はこの動作で固まるみたいです。
たまに、僕のことをたまたま知ってた男性が

「水野さん、大丈夫？」

と声を掛けてくれましたが、
全然大丈夫じゃありませんでしたよね。

それで、英語を一言も話せないままどんどん時間が過ぎていって
最後に僕がＳＩＭに言った一言は

I can pay.

（ここは私が払います）
でしたから。

しかも後から調べたらこの英語も間違ってましたから。
それで家に帰ったんですけど、もう悔しいやら恥ずかしいやらで

「畜生！畜生！」

って言いながら冷蔵庫に入ってたお酒を一人でガンガン飲んだんですけど
あくる朝起きたら、キッチンにこんなものが置いてありました

酔いすぎて、食べようとしてお湯を入れたカップラーメンを忘れて、一晩放置してしまったようです
英語力は伸びてないのに、ラーメンをめっちゃ伸ばしました
■　「人生はニャンとかなる！」本日発売です。

おかげさまで大好評の「人生はワンチャンス！」の猫版が発売になりました！

「人生はワンチャンス！」を出してから書店さんへ挨拶に行ったりサイン会に行くたびに「猫版はないの？」と言われたので長沼くんと急きょ（と言っても10か月かかっちゃいましたが、、、）作りました！
かわいい猫の写真とキャッチコピー、裏面には偉人のエピソードが載っています。

今回の偉人のエピソードは、普通のビジネス書にはあまり載ってない面白いものをたくさん入れましたので、ぜひぜひご覧になってみてくださいー！
人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法

ビジネス書まいにち頑張る。

最近のクーナさんの本棚・・・すさんでますな整頓整頓。上段はこんな感じに。中段は何冊か入れ替えしながら、左右コミックと活字で分けて、下段は変わらず絵本。本棚に本以外のものを飾るのが好きなのだ。この二冊どこに入れよう・・・絵本コーナーに入らん。実は大人買いしたいコミックがあって、検討中・・・勢いづいてオット氏の本もリビングから寝室に移動。（備え付けの棚に入れてたのをクローゼットにあったボックスに入れました）上段は小説中段はビジネス書籍系。真山仁の本が多いねぇ。小説はほぼ、東京にいたとき電車通勤で読んでた本。三毛猫ホームズシリーズもほぼ読破してたなぁ。私読んだことない～