リプレイについての3個の注意点
昨日は
これ見て!
終わってまたすぐ当たって5連!
ハナハナ無駄に
リプレイは俺の嫁
プロ野球の試合で審判員がマイクを握った時、
「責任審判の~○○です」
と名乗ることがあります。
審判員に興味を持っていない方にとっては違和感のある名乗りだと思いますが、審判団の中のリーダー的な存在の審判員で、試合に出場している4人のうちの1人が責任審判となり、トラブル時に場内説明などの大役をこなしています。
ただし各試合の責任審判が誰なのかは公表されておらず、基本的に上に書いた場内説明における名乗りがあって初めて責任審判が誰なのかが判明します。
したがって責任審判は謎に包まれており、私のような審判員ファンにとっては1つの研究対象になったりしています。
そんな訳で、シーズン中は責任審判に関する情報があると注目して見ているのですが、これがまた不思議なことが多く、謎が謎を呼んで奥深い世界になっています。
以下ではその辺りの謎をちょっと書いてみます。
【責任審判の謎 その1】
[卍が責任審判!?]
これは少し時が遡りますが、2010年5月1日の神宮球場でのヤクルト対横浜の試合のことです。
この試合の最中、本塁のアウト判定を巡って審判員に対する暴力行為があったのですが、日刊の記事によると敷田審判員が責任審判として場内説明を行ったことになっていました。
ところが同試合の審判団は、
球審深谷
一塁敷田
二塁友寄
三塁原
という布陣で、二塁には当時は部長待遇だった友寄審判長がいました。
審判部の肩書き的には友寄審判長が責任審判に相応しいと思うのですが、まさかの役職についていない敷田審判員が責任審判でビックリ…!
これは責任審判に関連する情報の中で一番の驚きでした。
【責任審判の謎 その2】
[真鍋審判員が責任審判?]
これも似たような事例です。
順番が前後しますが、2010年4月27日のナゴヤドームでの中日対読売の試合。
この試合、球審の森審判員が体調不良で途中交代したのだけれど、新聞記事では真鍋審判員が責任審判だったとのこと。
この試合の審判団は、
球審森(途中から名幸)
一塁吉本
二塁名幸(途中から橘高)
三塁真鍋
という布陣でした。
当時、真鍋審判員は役職についておらず、試合開始時では森審判員が唯一の役職がついた審判員でした。
体調が悪いので予め責任審判を代わってもらっていたのか、元から真鍋審判員だったのか…?
必ずしも役職がついた審判員が責任審判ではないことが不思議ですね。
【責任審判の謎 その3】
[説明は…杉永審判員じゃなくって?]
今度は2013年9月23日のQVCでのロッテ対ソフトバンクの試合でのこと。
レフトポール際への打球を三塁審判がファウルと判定し、ビデオ検証が行われました。
検証の結果は動画にある通り、三塁の柿木園審判員が説明しています。
しかし、この試合の審判団は、
球審杉永
一塁名幸
二塁小林和
三塁柿木園
という布陣で、球審にはクルーチーフの杉永審判員がいました。
そして、柿木園審判員が説明の際に「三塁塁審の~」と名乗っていることから、責任審判ではなさそう。
でもリプレイ映像使用の規定には、責任審判が検証結果を報告する旨が記されている。
もしや「責任審判の~」と言わなかっただけで、実は柿木園審判員が責任審判だったのだろうか?
それとも、杉永審判員がベテランの柿木園審判員に場内説明を譲ったのだろうか?
この辺りの場内説明事情も不思議です。
こんな感じで、責任審判に関することでは不思議に思うことが多数あります。
「この審判員が責任審判だな」
なんて予想してはいるものの、案外、全く違う審判員が責任審判だということもあるのでしょう。
責任審判の謎、これからも研究していかなくては…!
以上、責任審判に関することでした。
それではまた。