物忘れの秘密って知ってる?♪

物忘れ

いいえ、物忘れです

ミスターサンデーで認知症の特集をしていた

そこに出ていた人は、自分が認知症になっていくことがわかる段階で、自分を嘆いて、死ぬと泣き喚いていた
うちの母さんにもこういう時期があった
テレビの人もそうだったけれど、母さんも、階段から転んで頭を強く打った
その辺りから半年、一年ほどか
物忘れがひどくなって、自分が出来なくなったことをサポートしようとすると、キレた
死ぬ!
みんな死ねばいいと思ってるんだ!
そんなことをいつも叫んでいた
その頃のわたしは、しょっちゅう泣いていた
母さん、どうなっちゃうんだろうか?
わたしとボクは、どうなっちゃうんだろうか?
そんなことばかり考えて、自分の人生は終わったとも思った
その時わたし、39歳
母さん、72歳
ついでにボク、7歳
右手に母さん、左手にボク
頼る人もいない
介護に入るには、早すぎだと泣いた
わたしなりに一生懸命、いろんなことを頑張ったけれど、母さんは認めてくれない
終いにわたしも、死んだらいいやんかと言ったことも何度かある
けど、その都度、今死ななくてもそのうち死ぬからいいんじゃない?と、なだめて話を終わらせた
怖かったのだ
ほんとに自死してしまったらと
何度も何度も言い合いしてはなだめての繰り返しで、やっと、わたしという娘を保護者として受け入れてくれた
そこから現在まで
母さんは、ヘルパーさんと彼氏の力も借りて、軽い認知症止まりで頑張っている
頭を打った当初、わたしのことが誰だかわからなくなった時期があったけれど、それは一時的なものだったようだ
出来ないこと、例えばお金のことや、複雑な買い物、掃除、ゴミ出しの日、郵便、その他いろいろを、他の人に委ねることを認めて、周りも母さんも楽になった感じがする
あれだけ荒れていたのに、今ではニコニコしている
わからない
忘れた
やって
そう言ってくれるからありがたい
けれど、自分が認知症だとは思っていない
軽い物忘れ程度は自覚しているが、認知症だとは認めない
それでかまわない
母さんの認知症は、頭を打つ前から徐々に始まっていたように思う
おかしなことがちょこちょこ出始めていた
一度病院に行こうかと思っていた矢先、大怪我をしたのだ
一時期の荒れや認知症の症状は、この大怪我のせいだったと思う
そして怪我が治ってしまったあとは、怪我する前に出ていた軽い認知症だけになったんじゃなかろうか
現に、その当時より出来ることは格段に増えていて、自分で習い事も自転車で行くし、家事もそこそこしている
買い物も、ヘルパーさんが書いてくれるメモを頼りに自分で買いに行く
出来ないことは認めて、出来ることが増えていく
母さんといて、よく笑うようになった
わたし、42歳
母さん、75歳
ついでにボク、10歳
このまま、あと10年いけばいいのに

物忘れ しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。




途中事故を見たり、渋滞にはまったりしたそうだが(私は寝てたのでw)、今朝2時に無事帰宅しました。


盆正月、年2回の帰省。
年々親の老いを目の当たりにする。

今回は私の母が体調を崩し、仕事に出かけた父に代わり、母を連れ、病院のはしご。

大した事なかったものの、本人は元気なつもりでも体がついていけてないんだろうな。
物忘れも増えたし、いろいろ心配になります。
私が病気になり、心配かけっぱなしだけれど、今こそ私が元気でいなければ!と思うのです。

夫の許可も出たし、秋ごろにも様子を見に行こうかと思います。
そのためにも、私も体調管理を徹底しなければな。






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