「愛されたい!」と思ったときに試してみたい3つの記憶力
初めて息子のチックに気づいたのは2歳くらいの時です。
その時は強い瞬きで、しばらく様子を見てましたが、
2週間経っても治る気配もないし、
むしろやってる回数が増えていたように見えて、
心配で心配で、小児科へ行って診察してもらう事にしました。
その時点で私はもう「チック症?」と疑っていたのですが、
小児科で言われたのは
「初めてですし、強い瞬きはこの年齢の子供に意外とよくある事なので、まだチック症と判断するのは早い」と。
「単なるアレルギーで目のかゆみを感じているだけかもしれないし、強い瞬きをする動きを最近覚えて、その感覚が気に入ってるのでわざとやってるかもしれない」とも言われた。
確かにチックの可能性もありますが、どちらにしても対応は同じだと言われて...。
• あまり気にかけない、注意しない事(これは親だけじゃなくて、家族の皆んな、身の回りの皆んなにも協力してもらうのも大事)
• 小児用・幼児用の目薬をさしてみる事
• 毎晩、12~14時間たっぷりと睡眠をとらせる事
• ストレスの原因となっているものがあれば、それを取り除く事
言われた通りにやってみて、約1ヶ月くらいで治りました。
しかし、数ヶ月経つと、またチックだと思われるような動きが出て、
やっぱり息子はチック症かな~と再び思ったのですが、
小児科に連れて行っても同じような事を言われるでしょうと思い、
様子を見る事にしました。
「ほっておけば自然に治る」と小児科に言われたのですが、
何もしてあげられないのがじれったくて、情けなく思い、
チック症について色々とネットで調べてみました。
日本語で調べたり、
英語で調べたり、
とにかく色んな情報や意見を読みまくってました
特に英語で調べると、アメリカにだけじゃなく、
ヨーロッパやカナダなどに住んでる方達の意見や思い、対応の仕方、
本当に色んな情報があり、とても勉強になりました。
チック症に悩まされてるのは世界中で大勢いるな~と感じました。
それで、チック症についてよく書かれていたのは、
• チック症の主な原因は「生まれつきで脳の動きを調整する神経伝達物質(ドーパミン、セロトニンを中心とする)にアンバランスがある」との事
• 親の育て方や、本人の性格に原因はない
• ストレスはチックの根本的な原因ではないが、症状を悪化させちゃう事がある
これは英語でも、日本語でも、様々なサイトに書かれているので、そうに違いないと思います。
簡単で言うと、ドーパミンとセロトニンは、脳の指令を体全体に伝える重要な役割があって、
ドーパミンは運動調節、意欲、学習などに関わり、快適を感じさせるもので、
セロトニンは精神のバランスを安定させるものらしい。
ドーパミン量が不足してると、動こうとしても、どの順番に筋肉を動かしていいかわからなくなったり、体がまともに動けなかったりします。その他、記憶力も集中力が落ちたりするそうです。
逆にドーパミン量が多過ぎると、手足が勝手に動いたり、発話や運動をコントロール出来なくなったりします。つまり、チックの症状が出ます。
セロトニン量が不足してると、感情が不安定になり、イライラしたり、うつになったり、ストレスを感じやすくなリます。チック症状がある人達のセロトニン量が低めとなっている事が多いそうです。
逆にセロトニン量が多すぎると、攻撃的になったり、セロトニン症候群になる恐れもあります。
この他に、チック症の経験者やチックの症状を持った子の親が書いたものを色々読むと、
• ドーパミン量を増やすものを避けるといいとか、
• セロトニン量を増やしたらいいとか、
• マグネシウムとビタミンB6不足でチック症になって、これを増やしたら治ったとか、
• オメガ3脂肪酸不足で、これを増やすと良くなるとか、
• コンピュータ操作、テレビやゲーム、携帯を触る時間を減らすと良くなったとか、
• 食用色素や人工甘味料・人工フレーバーを避けると治るとか
本当に色んな情報があり過ぎて、調べれば調べるほど何をどうしたらいいのか全くわからない状態にもなった事もある。
さすがに専門家と相談もせずに薬とかサプリメントを使うのは怖いので、とりあえず食生活で気をつけようとしたり、出来るだけの事をやってます。
【ドーパミンの量を増やさないために...】
• カフェインの入ったもの(コーラやお茶など)を避けています。チックが悪化してる時は、お茶は水出し緑茶と麦茶くらいしか飲ませません。
• コンピュータ、携帯電話、テレビ、ゲームなどを使うと、ドーパミン量が上がるらしいので、息子は使用時間をほどほどにしています。ただ学校でコンピュータを使わないといけないですし、制限をつけるのは無理。チックが悪化してる時はゲームやテレビよりプラレール、トミカ、レゴブロック、カードやボードゲームをやろうね~とさりげなくすすめたりします。「チックのせいでゲームが出来ない!テレビ見れない!」と不満を感じてないみたいで、楽しく遊んでくれます。
• チョコや駄菓子を控えています。息子はチョコと駄菓子が大好きなので、全く食べさせないのは可哀想かな~と。ほどほどにしています。
【セロトニン量を増やすために...】
• 太陽の日光を直接浴びるとセロトニンが上がると言うので、毎日そうさせています。昔と比べて、現代人は日光を浴びる時間が足りてないらしい息子はこの辺、大丈夫だと思いますが。
• 早寝早起きをし、正しい生活リズムを保つのは大事です。毎朝、6時15分に起きて、夜は必ず9時までに寝る息子は大丈夫だと思います。
• 運動をして、体を動かすのは大事です。息子はこの辺も問題ないと思います。
• 食事は栄養のバランスの良いものをとらせるようにしています。食べ物をよく噛むこと。息子は好き嫌いもあまりないし、食欲は良いのです。
• トリプトファンを含む食品を出来るだけ使っています。セロトニンの原料(必須アミノ酸の「トリプトファン」)が含まれてる食品があります。バナナ、豆腐、大豆(豆類)、牛乳、ヨーグルト、アーモンド、クランベリー、肉類、赤身魚、たらこ、白米、そば、ターキーなどに含まれているそうで、これを知ってからお家ではよく食べさせるようとしています。
【マグネシウムとビタミンB6を増やすために...】
• ビタミンB6はバナナ、お魚、鶏、カブの漬物、にんにくなどにあり、お家で
よく置いています。
• マグネシウムはレタス、ホウレン草、ゴマ、種実類(アーモンド、カシューナッツ、落花生、くるみ、ピスタチオなど)、海苔、ひじき、わかめ、豆類(きな粉、油揚げ、大豆、グリンピーズ、枝豆など)、サバ、桜エビ、するめ、あさりなどに含まれています。全部よく使う食材です。チックが悪化してる時は、息子に毎日サラダのトッピングやおやつとしてナッツや豆類を食べさせてます。
【オメガ3脂肪酸を増やすために...】
• オメガ3脂肪酸は魚介類(サバ、アジ、イワシ、サンマ、サケ)、くるみ、キャノーラ油、大豆などに含まれていて、よく食べさせてます。
【食用色素や人工甘味料・人工フレーバーを避けるために...】
• 食用色素の中で特に赤が良くないらしくて、出来るだけ避けています。チックが悪化してる時はアメリカの飲食店に良くある真っ赤のフルーツポンチやストロベリーソーダなどのソフトドリンクを飲ませません。息子はジュースとソーダよりもレモネードやフルーツ味のお茶(レモンティなど)が好きなので、別に構わないみたいです。あ、もちろんノンカフェインのレモンティにしてます。
• 人工甘味料・人工フレーバーはなるべく避けようとしています。
これを生活に取り組んで6年も経ち、息子は今8歳です。
まだ様々なチックが現れたり、消えたりしますが、
全体的に振り替えてみると、身近にいる人たちにしか気づかない程度のチックがほとんどでした。
チックがかなり目立つほど悪化してるなぁ~と言えるのは、
今年の9月からまだ続いてるヤツのを含めて、4回くらいだけです。
正直、このおかげでこの程度で済んでるとは言えませんが。
でも、何もしないよりは、
見守ってるだけよりは、
少し役に立つことが出来てる気がして!
勝手にそう感じてるだけかも知れませんが。
本当はチック症には全く効果無しの事ばかりかも知れませんが。
ま、別に無理にやってるわけでもないし、
チック症に効果が無くても、健康に良いことばかりなので、
それはそれでいいかなぁ~と思います。