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もっと自然へ、もっと人へ、エマとともに

エマ

時代の変化を先取り、エマを集めたサイト♪

ワクワクして、前衛的で、興奮する。
この世界に耽溺したい。

音楽、音楽、音楽、音楽…音!!!

理想的な言葉、自分の言いたいことを言い表しいている人々の、
幸せな議論。無駄のない議論。そして
思いやりの音。真実を語る音。
優しさこそ、もっとも化けの皮の剥がれる感情。
上っ面の言葉を紡ぐことの虚しさ。

対話ではなく誘導、
それが言葉の遣い手の真の目的ではないかと思う事さえある。

音、形、色、線、それらのダイレクトさに比べて
表現に制限がありすぎる言葉というツールの
なんと不自由なことだろう。

これがコミュニケーションツールである事の謎。
それがわかっていても
表面的に美しいものと、真に美しいのものの区別が最もつきにくい
言葉というものを人はなぜか、最も欲する…
4つの音を一つに縫い止める意志の力を感じる。
不協和音のようでありながら、そこに一つの流動的な世界が創造されてゆく。
…羨望!

どんな人間であれ、ツールが何であれこんな対話ができる瞬間が訪れる?

至福の夢に想いを馳せた。

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少し前になってしまいましたが、新潟にいた際にたまたまテレビでみた番組。

8月20日(日)Eテレ
クラシック音楽館『究極の対話~弦楽四重奏の世界~』

弦楽四重奏―四人の奏者が己のすべてを賭けて魂を響かせあう。現代音楽のエキスパート「アルディッティ弦楽四重奏団」と緊密なアンサンブルで他の追随を許さない「エマーソン弦楽四重奏団」の演奏から“究極の演奏形態”といわれる弦楽四重奏の魅力をひもとく。

1. 弦楽四重奏曲 第3番(バルトーク)
2. 弦楽四重奏曲 第2番(リゲティ)
3. 沈黙の花(細川俊夫)
アルディッティ弦楽四重奏団
(2017年6月25日 NHKスタジオ)

4. 弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95「厳粛」(ベートーベン)
5. 弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421(モーツァルト)
エマーソン弦楽四重奏団
(2017年6月4日 NHKスタジオ)
弦楽四重奏はもちろん、クラシックの今昔の何も知識があるわけじゃないので、
単に、その時に思ったことを書き留めたもの、自分用記録です。
なので、語れる事が何もないので、コメント欄は閉じますです(汗)

特に前半の、アルディッティ弦楽四重奏団の演奏、
バルトークもリゲティも細川俊夫さんも初めて聞いたくらいなので
感想なんて無理ですが、素人が聞いていても緊張感がたまらなかった。
中でも特に『沈黙の花』は衝撃。
この”対話”で次に発言するのは誰なのかとワクワクしながら聞きました。
録画したかったな?。
でも旅先でなかったら見つけなかった番組かもしれないな…

エマのことなら、なんでもかんでも情報局

ブログをなんとなしに更新しないでいる間に7月に!!

 

ご無沙汰しておりますが、みなさまお元気ですか

南カリフォルニアはすっかり夏模様ですが、この週末は暑さが少し落ち着いてそよ風が気持ちいい気候です

 

 

さて、昨日は夫と記念日のお祝いを兼ねて映画でも見にいくか?となり、かなり信頼度の高い映画評価サイトをチェック。

 

 

そこで批評家の評価97%観客評価92%と支持度抜群!の公開したてホヤホヤの『』が目に留まったので行ってきました

 

トレーラーを貼っておきますね。

 

 

犯罪コメディであり、「史上最大のスタイリッシュ映画!」との評価があったので、なんとなく『処刑人』や『キングスメン』あるいは『トレイン・スポッティング』系を想像していたのですが。

 

開始数分で

 

そうか…今の子が思うスタイリッシュはこういうのなんやな…!!

 

と年を感じると共に妙に納得したというか。

上記の映画の泥臭さをあえてのヴィンテージ感で出したというか。

 

スピード感抜群のリズム感と共に、うまく現実やモラルとの折り合いがつけられた絶妙な安定感があって、とても惹きこまれて楽しめる映画でした

 

音楽がとても重要な役割を担っていて演出とのバランスが素晴らしく、BGMに限ってはアメリカの懐メロを導入している『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズが目指す到達点はここなのでは?と勝手に思ったのです…

 

 

ちなみに主人公Babyはガリットチュウの福島さんを極限にモデル体型にしたらこんな感じではと思ってしまった今時のイケメン。

 

 

キングスメン』の主人公といい、こういうタイプが今の流行なのですかね。

ちなみに福島さんとキングスメンの主人公も貼っておきます。

あえて書きますと、左が福島さんで右が『キングスメン』の人です。

(画像は全てグーグル検索で出てきたものを拝借しています。)

 

 

そういえば『キングスメン』の冒頭の逆走カーチェイスも結構この映画にかぶる感じだったような…

 

 

ちなみにヒロインは実写版『シンデレラ』や『高慢と偏見とゾンビ』でお嬢様ながら芯(と鉄拳の)強さを見事に好演したリリー・ジェイムスちゃん。

彼女にはごくごく普通の場末のウェイトレスを自然に演じながらも、ベイビーが惚れるのもわかるわ?というかなり好感度のもてる天然さと純真さが溢れていて、アメリカでよくあるチェーンレストランのちょっとレトロな制服もよく似合っていて見事なハマり役だったのではと思います。

ちなみにこの役はもともとエマ・ストーンが演じるはずだったのを、『ララランド』の出演のためなしになったとか。

ララランド』観てないのでなんとも言えませんが、惜しいことしたなぁ…と思うくらい素敵なヒロイン像でした。

 

二人ともすらっとしていてベイビーともお似合い!いかにも今時のカップルですよね

 

ちなみにリリーちゃんは個人的に最近ご結婚してますます幸せそうな平愛梨ちゃんに似ていると思います…似てませんかね?

 

 

 

 

もう一人、ぶっ飛んだお姉ちゃんが出てくるのですが…その人もものすごい美女。

 

気のいいお姉ちゃんですが、キレるとかなり怖いのです

 

劇中では相手役のヴァン・ホーンさんと美男美女のかっこいいカップル。

両はしの二人がカップル役で、銀行強盗の常連の様子です

 

 

 

全く予備知識なしで行ったのですが、この映画はあらすじなど気にせずとも楽しめるし、正直オチなどなくても…という良質のエンターテイメントとして出来上がっていたと思います。

 

しかしその上で、話の起承転結を自然に盛り上げ、落ち着くべきところに落ち着かせたのにとにかく感動。

ワイルドスピード』のようにキャラクター性や爆発だけでも(それはそれであり)いくらでも続編を作れそうなところを、ちゃんと大画面でやりたいことと、物語としての流れや教訓を組み合わせて一つのストーリーとして締めたところ、そして安易なゴア描写や暴力・セックスあるいはトンデモに発達した科学技術メカ描写に走らず(同じくそれはそれでありなのですが)迫力とテンポを失わなかったところに脱帽でございました。

 

 

 

 

ということで俄然おすすめかつぜひあらすじなど知らずに映画館に足を運んで観てほしい映画になったわけなのですが…

 

忘備録も兼ねてできるだけさらっと書き記して置こうかと思います。

 

 

以下、前半(ネタバレなし結末なし)のあらすじです。

 

 

 

↓ ↓ ↓

 

ベイビーはその名の通りのベイビーフェイスながら凄腕のドライビングテクニックを買われて銀行強盗を手伝う専門の『ドライバー』を務める若者だ。

今時らしく特に大それた夢はなく、常にiPodを聴きながら無気力に過ごしているようにも見える。稼いだ大金も無造作に床板の下に隠して放置している。

楽しみはランダムに録音した音声をリミックスして音楽を作ること。

当たり前のように手話を使いこなして同居する聾唖者の祖父ジョゼフを気遣いながら、レストランのウェイトレスデボラと恋をしたりもする…

 

「この仕事で足を洗う」

それがボスである男、通称ドクとの約束だった。

最後の仕事は新しい仲間の一人バッツが人を撃ったことでベイビーにとっては不快なものになったものの、どうにかうまくいった。

恋は順調、新しくピザ屋の配達の仕事も決まって祖父も胸を撫で下ろして幸せそうだ。

しかし思いがけないシーンでのドクとの再会により、ベイビーはようやく無関係だと信じていた犯罪の世界に自分が浸かりかけていたことに気付く。

 

 

 

 

以下、ネタバレなしの感想です。

 

話の構成上、トヨタ、三菱、ベンツなどいろんな車種が登場するのですが…

 

冒頭のスバルかっこええ?!!

 

あまり車に興味がないのでスバルをじっくり見たことなかったのですが…

すみませんでした、かっこよかったです。

 

カーチェイスもギリギリ可能っぽいというか、リアルな臨場感で手に汗握りました。

まあ自分では絶対しませんし、されたら迷惑どころですみませんけれども

 

 

あと拳銃をぶっ放すシーンがもりもりあるのですが、ベイビーの聞く音楽に合わせて本当に無理なく銃声が乗っかっていて、めちゃめちゃテンション上がります

 

 

 

物事に関心なく流れるように生きているように見えるベイビーですが…

恋をしてそれを祖父に全く隠さず楽しんでいるところ、夢を無理に持つのではなく堅実な幸せを求めてそれを自分なりに掴もうとしているところ、あと恋をした女の子が本当に素敵なところ。

そりゃ恋もうまくいきますわ、と微笑ましいです。

 

今時の映画に多い、「信じられないような失敗をしない」系主人公と言いますか…

イライラせずに見れるし、かと言って現実離れしていないバランスのいいリアルな若者像の一面がうまく凝縮していたと思います。

相手役の女の子もキャンキャン言わないしぶりっ子でもない、ほどほどに現実を学んで自立心もあって、決断を相手に委ねて信頼する柔軟性もある。

そうそう、こういう子って意外と現実にいて男女ともにすごく好かれるんだよね…と私もファンになってしまいました

 

身近な幸せを噛み締められる二人は、妥協などではなく自然に惹かれあってすぐ付き合い始めるのですが、それが映画的にかなりのスピード展開と言えど意外に説得力があって。

俗にいう『さとり世代』のポジティブな一面が見れたような気がすると言うか…

彼らは決して怠けたり諦めたりしているのではなくて、堅実に日々を生きていて。

ギャーギャー言う大人をあしらいながら、自分の選択肢を好きなように模索して生きていける新しい世代を象徴しているように思えました。

 

カーチェイスもかっこいいし犯罪コメディであるんですけど、新世代の恋愛映画としても素敵な映画なんですよね。

 

そう言えばベイビーはありとあらゆるiPodを持っていてそれもちょっと世代的に懐かし嬉しいのですが、その音源は基本的にカセットのコレクションで、その中には歌手だった母親の形見の歌声が入ったものがあったりして、劇中でそもそも彼のiPod収集は母親への回顧によっていると言う描写があるのです。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』の主人公とちょっとかぶっているなと思ったのですが、『ガーディアンズ?』が完全に過去からの遺物としてアンティーク的にカセットテープとプレーヤーを扱い「気の利いた素敵な小道具」に留まっているのに比べ(それも古い世代のファンを惹きつけるのに成功しているし、こだわりがあって素敵なのですが)こちらはテープ→iPod→ミキサーで自分なりの音楽を作るとちゃんと過去を踏襲して未来に向かおうという映画のテーマをさりげなく表しているようでより「いいな」と思いました。勝手な感想ですが。

 

冒頭にさらっと『モンスターズインク』等あらゆるジャンルの映画の場面が挟まるのですが、それを生かしたギャグがのちに反映されているのも過去映画を踏襲してリスペクトしている感があるというか。

うまいな!とツボに入ってしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ・結末ありのあらすじ続きです。

 

 

 

↓ ↓ ↓

 

ドクにデボラとジョゼフの身の危険を匂わされ、再びドライバーをすることになったベイビー。郵便局から銀行為替を奪う仕事だ。しかし度重なる人死ににほとほと嫌気が指していたベイビーは、内心ではデボラと逃避行をしようと考えていた。

だが仲間たちはベイビーの本心に薄々気付いていたらしい。脅しのためジョゼフが襲われ、ドクの声が録音されたリミックスを含んでいたためテープのコレクションも奪われてしまった。

強盗は行われたが、ベイビーは覚悟を決めてチームに逆らった。バッツが死んで警察に追われることとなり、チームの常連であったカップルの片割れの美女モニカも命を落とす。モニカの死を目の当たりにした恋人のバディは逆上し、ベイビーを追う。

ジョゼフを老人ホームに逃した後デボラと再会したベイビーだが、そこにはバディが。どうにか運よく逃げおおせドクに助けを求める。はねのけるドクだったが、同行するデボラを見て同情したのか態度を変えて軍資金と車のキーをくれ、国境を越えるようアドバイスする。しかしそこにもバディが追ってきて、ドクは死んでしまった。

意を決したベイビーはバディと対決し、死闘の末気を失ってしまった…

 

目をさますと流れるのどかな景色、隣には運転するデボラ。

どうにか現場を後にした二人だったが、国境を前に警察が待ち受けていた。逃げようとするデボラに対し、素直に投降するベイビー。

のちの裁判では25年の刑期を言い渡されたものの、デボラの他、事件に関わった中でベイビーがさりげなく優しく接した人々の証言のおかげで5年後に仮釈放となった。

獄中ではデボラからの手紙で、ベイビーの本名はマイルズであったことが初めて観客に明かされる。

刑務所を出たベイビーを待つのは、かつてベイビーが夢に見たような光景。クラシックカーを背景に美しく微笑んで佇むデボラだった。二人はキスを交わし、新しい人生が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

 

 

まさか優男風のバディがあんなターミネーターばりの脅威になるとは…!

 

バディがブチギレる前にモニカ(ニックネームはダーリン)がガンギレで警官に向かって銃を乱射するシーンがあり、そこが今思えば前置きになっているのかもですが、全くもって怯まずに銃を持つ女性の姿はやっぱりかっこいいし、結構コミカルで映画的エンターテイメント極まってるなーと思います。

 

のちのベイビーが生身で走って逃げるシーンもハラハラしつつスピード感が爽快で、追ってくる警察が意外と粘るのもリアルでいい感じ。

 

 

全てが一気におかしくなるのはジェイミーフォックス演じるバッツが登場してからなのですが、こいつがめちゃめちゃ嫌なやつでして。

傲慢で切れやすく、意味不明な自分ルールをドヤ顔で押し付けてくるのです。

こんなおっさんとは絶対一緒に働きたくない…

 

 

ですがバッツを皮切りに、ボスであるドクはもちろん一見映画的かっこ良さのあるバディとモニカのカップルも根底ではやはり犯罪者らしい一面がむき出しになってくるのもとても良く描写されていて。

どれだけいいやつ風、出来るやつ風を装っていても、真っ当にお金を稼ぐことを放棄して人を殺すことに違和感を持たない、と言うのはやはりおかしいのだなと、悪役を美化したまま終わらないところが非常に好感がもてました。

 

ベイビーだって、いくら殺人を嫌っていやいややっていたとしても(どうやら過去にドクの車を盗んだ落とし前をつけるために運転手をさせられていたらしい)社会で苦労している他の誰かに不利益を追わせていたわけですしね

一度そういう世界に片足突っ込んじゃうと、簡単には切れないよってところもリアルでよかったです。

人間どれだけ身軽に生きてるつもりでも、思いがけず泣き所は出てきますので…

そもそも揚げ足取ったろうと言う発想がためらいなく出てくるであろう人たちと距離を取れるに越したことないですもんね…

 

 

 

さて、色々書き出して見ましたが…

 

考えさせられるところがあるけど全く考えずにも楽しめるという、とても楽しい映画だったと思います。

大筋はあらすじに書いた感じなんですが、他にもいいシーンがたくさんあって、それらがぜんぶ無駄じゃなく面白かったです。

 

日本でも8月に公開が決まっているということで、ぜひ機会があれば劇場で!

スピード感とともに楽しんでいただきたい映画のご紹介でした

 

 

 

久々のブログがながーくなってしまいましたが…

読んでくださった方、本当にどうもありがとうございます

 

今後また更新頑張っていきたいと思いますので、またご訪問いただけたら嬉しいです

 

それでは、皆様も良い7月を?

 

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