オーディションを育む

オーディション

オーディション 殺された未来が、復讐に来る

こんなこともありました。
いまみたいにオーディション情報もネットで調べられなかった1990年代。
私はすでにザルツブルクで踊っていたのですが、誰が作ったのかもわからないオーディション傾向対策情報みたいな小冊子を持って、オーディションに来た子がいて、それをみて大笑い!
「ザルツブルク州立劇場バレエ団、男性は全員背の高い人ばかり」
と…なんていい加減な情報!
だって、その当時身長173cmの私がバレエ団で一番大きかったんです。あとは小さな男性ばかり。誰が作った?その小冊子?嘘ばかり(笑)
人の噂とか情報なんて…いい加減ですし、そんなものだと思います。
私のブログだって、100%正しいなんて絶対言えませんし、私と直接話しをしたり、目の前で見てから
「あ、このひと、ブログと同じだ」
と、思ってもらえたら嬉しいです。
この写真だってそう。私が本当にエクササイズやってるか、やっていないか、この写真だけで信じてはいけませんよ(笑)

インスタ映えなら、いくらでも盛れます。美白にも出来るし、小顔にも出来るし…
それはそれで悪くない、と思います。
しかし、自分の人間性は…盛れません。残念ながら美容整形出来ても、人間性までは盛れない。いくら取り繕っても、中身が空っぽだったら、見る人が見たらバレてしまう。
人の情報とか噂が真実かどうか…確かめる術はただひとつ。
「自分の目で、耳で、肌で、その人をリアルタイムで感じること」
バーチャルが悪いわけではないし、SNSが悪いわけではない。
ちょうど、お家の門構えが立派で、お庭も手入れが行き届いてるのに、実際部屋はゴミ屋敷でした、というのと同じ。
肩書き、世間の評判、着てるもの…
そういうウワベだけを見ないで、その人の目の奥をよく見ればわかります。
それが真実なのか、嘘いつわりなのか。
だからリアルに人と接する必要があるのです。
左右木健一

走ろう、オーディションで。

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