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愛想は僕らをどこにも連れてってはくれない

愛想

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「母上!早くっ」
「え!? もう そんな時間?」
最近すっかり口ぶりが一丁前になった(毒舌傾向は大叔母のチェ尚宮仕込みではないかとウンスは思っている) 次女のヒソンが、衣装部屋の鏡の前で ああだこうだやっているウンスに そう怒鳴った。
こういう時 つい壁時計みたいなものを探してしまうが、勿論高麗にそんなものはない。
朝と夕の(天界でいうところの)五時に 法螺が鳴るのは分かってはいるが、大抵は 人に聞かないと おおよその時間すらウンスには分からないのだ。
「だって、早くいかなきゃいけないんでしょ!? あんまりギリギリに行くと 重臣の奥方たちが煩いって」
「ええ、そうなのよ~」
腕時計とか壁時計だとか そう言ったものがなくても、高麗の人々はそれなりに時間を守って生きている。
特に 王様王妃様列席の式典に招かれている重臣と呼ばれる者たちの家族は かなり早い時間から席について待っているのだ。
(確かに 王様王妃様がお出でになる式典で遅刻などできるわけがない)
ウンスは『時間通りにいけばいいかな』と 刻限のほんの少し前(一応遅刻はしていない)に会場に着いた折に 『こんな遅い時間に来たの?』的な扱いをされて以降 なるべく早く行くことにしているのだ。
(あくまでも 彼女なりに、ではあるが)
今日も 重臣やその家族たちが列席しての式典で、しかも ウンスの夫チェ・ヨンが重要な役割を果たすため 家族までもが呼ばれているのだ。
一応 戦の出陣式ではあるが、チェ・ヨンが最高司令官ではあるものの 直接戦場には向かわず 開京で指揮を執ることになっているため、家族はどこか暢気なものだ。
着飾って 大人しく式典の家族席で座っていればいいわけで、気楽さはあるが どちらかというとウンスには ただただ面倒なものなのだが(ここら辺は 妻が夫に似てきたのかもしれない) こういった機会がまだ少ない次女のヒソンにとっては ワクワクするものなのだろう。
家族で誰よりも張り切っているように思える。
「ミギョンは?」
「玄関前の小部屋で待ってるわよ」
「早いのねぇ 二人とも」
「母上が 早く行くって言うから 用意してたんでしょ」
「はいはい」
「兄上は?」
「まだ隊員じゃないけど 近衛隊の場所から見るって言ってたわ。 じゃあ、ヨンス いい子でお留守番しててね」
「や~~~!! ヨンスも行く~~!」
「ヨンスはまだ行けないの。もう少し大きくなったらね」
「や~~~!!」
まだ幼いヨンスは さすがに式典の間 大人しくしていることができないと思われたため 屋敷でお留守番である。
大人になるのが 現代よりずっと早い高麗ではあったが、さすがに幼児のヨンスには無理だと思われたのであろう。
ヨンスは癇癪を起して泣きわめいていたが、母ウンスと二人の姉には 彼を気遣う時間の余裕がなあったため、慌てて馬車に乗り込み 皇宮へと向かったのだった・・・。
 
 
 
 
 
 
「・・・すごいのね」
まだこういった式典に不慣れなヒソンが 思わず息を飲む。
荘厳な宣仁殿が 式典のために飾られ、眩いくらいであった。
「・・・母上、どこへ行けばよいのですか?」
「玉座から見て 右側が文官、左側が武官 というのが 習わしなの。家族はその後ろ側ね。 今回父さまは 司令官というお立場だから 王様から見て左側の 一番王様側に座られるわ。 私たちは その後ろ・・・というか 二階席の一番左側ってことになるわね」
「・・・はぁ・・・、すご~~い・・・」
普段は毒舌のヒソンも 豪華な皇宮には ため息の連続である。
ウンスとすれば 確かに豪華ではあるが すごすぎて ここでくつろぐことなどできないだろう、と思ってしまうのだが 娘たちは ただただ皇宮の調度品にため息の連続のようである。
「・・・さ、戦闘開始よ? 愛想笑いを貼りつけてなさい」
「はい 母上」
いつもウンスたちをチラ見しながら ヒソヒソと何か囁いている文官の奥方たちは 今日は反対側だから それほど気にならない。
しかし 武官の中でも 『最高司令官』がチェ・ヨンであるということや(今までは 実質司令官だったとしても 名前だけの上役がついていたのだ) その妻が高麗の出身ではないことに 未だにネチネチ言う者が少なくないのだ。
(チェ・ヨンが文句つけようがない武将であることは 皆が認めているのだが、チェ家が元々文官の家であるということも 昔ながらの武官の家の者には 気にくわないのであろう)
気合を入れて着飾った『天女』と その娘たちは、その場にいたどの夫人たちより その彩られた宝石よりも輝いていた、と 後に民に噂されたほどであった。
近くに座る 武官夫人たちと 表面上はにこやかに談笑しながら(実際 隣はチュンソク夫人のソンヨンだったので ウンスも心強かったのだが)待っていると、王様王妃様のお出ましを告げる銅鑼が鳴り 会場は一気に静まり返った。
「いよいよね」
ウンスが小さな声で囁くと 緊張した面持ちのミギョンとヒソンが つばを飲み込んでいる。
今でこそ ウンスも余裕たっぷりではあるが、(実際 彼女より立場が上の者は その場にはいないのである) 昔は緊張して ソンヨンさんに 礼儀作法を一から習っていたわね、と思い出して ふふ、と小さく笑った。
王様王妃様がお出ましになった後、重臣たちによる形式だけの会議が開かれ 戦への出陣が正式決定される。
(出陣式の式典なのだから わざとらしい茶番で時間の無駄だと ウンスは常々思っているのだが、チェ・ヨンをもってしても そう簡単にはこの茶番を省くことはできないらしい)
そして 再び銅鑼が鳴り響いて 司令官であるチェ・ヨンを先頭に 今回戦に出陣する者たちが 王様の前まで一糸乱れぬ行進でやってくると 膝をついた。
「・・・やっぱり 父さまが一番格好いいわね!」
「・・・こんな時まで惚気ないでよ、もう 結婚して二十年近く経つ夫婦のくせに」
「あら、何年経とうが 母さまは父さま一筋よ! あ、こっち見た」
「・・・何しゃべってるんだって 怒ってるんでしょ」
「失礼ね! 私のこと見て 笑ったじゃない」
「・・・どこが?」
小声でヒソヒソとしゃべっていたのだが、ヒソンは思わず大声を上げそうになり、なんとか
堪えた。
勿論ヒソンも 父チェ・ヨンの雄姿を見るべく 見つめていたが、あれはどう見ても『笑った』とは思えない。
むしろ『睨んだ』ではないだろうか・・・?
「母上 目が悪くなった?」
「失礼ね、どこがよ」
「いや~、あれはどう見ても 笑ってなんて いないけど・・・。ミギョン姉上 どう思う?」
「・・・私も こっちをチラッと見られたのは分かったけど、父上が笑ったとは とても思えなかった・・・」
「え~、笑ったわよぉ! 目の鋭い光が 私たちを見つけた途端 優しい色になったじゃない」
「・・・そうかなぁ?」
「・・・難しいです、母上・・・」
娘たちが首をかしげるのに ウンスはムキになって一生懸命説明した。
確かに 表情豊かな人ではないけれど、ほんの少しだけ 妻や子供たちに向ける視線は 優しいのに、と。
「・・・母上しか分からないわよ、そんなの」
「ええ~~? そんなぁ」
「・・・母上だけが分かるから 二人は仲の良い夫婦なんですね」
「そういうものかしら?」
「う~ん、まぁ 私だけが分かるっていうのは 妻として 気分がいいわね!」
式典は一応続いているのだが、母と娘たちはそっちのけで盛り上がっているようである。
ウンスとしては 『鬼神』として 怖さだけが広まってしまっている夫チェ・ヨンの いいところをもっと広めたい気持ちなのだが、『自分だけがわかる』というのにも かなり魅力があったようで ご満悦だったようである。
だが、美しさが際立つが故に 式典そっちのけでヒソヒソ話をしていたのが 悪目立ちしたらしく、後で夫であり父であるチェ・ヨンに こってりと絞られたそうであった・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ま、間に合った・・・ ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
頑張ったよ、オイラ・・・。
 
ピグ内で パズルなんてものができたせいで ついそっちに夢中になってしまい 間に合わないかと思った・・・(・∀・;)
 
 
寡黙設定のチェ・ヨンだから 顔や目だけの演技も結構ありましたよね。
ウンスを見て ふっと目が笑うシーンを 思い出して書いてみました。
笑った、と 気づくのはウンスだけ?  って イイですよね~?
 
 

テイルズ・オブ・愛想

 

やっと夏休み終了が

見えてきた

長かったな~夏。笑

夏らしいこと

ぜ~んぜんしてない。

 

さ、6月の渡韓記録、

一応最後です。

 

アシアナのモバイルチェックインで

仁川空港つくまでに

チェックインしていたので

荷物を預けるだけ~

 

なのでいつものように

キンパ買って帰ろうと思ったら

 

無くなってた~

この悲劇は

なう。でも報告済み。

 

悲しみを引きずりながら

←大袈裟。笑

ずっと奥まで歩いていくと

スクールフードが!

もうこの時は

キンパなら何でもいいや!

ってな気分だったので

 

購入笑

 

でね、初めて?

端っこまで来たから

こちらもついでにー

百味堂

よく見るアイスや??って
気分高まり行ったけど
ここの店員のアガシ、
めちゃめちゃ愛想悪かった

そのご機嫌ナナメな

お姉さんにビビってしまい←
頼んだアイスが

ん??

思ってたんと違う。
カップで構わんのやけど…

これ、牛乳やった←

いやね、私、
アイスとヨーグルトで
頼んだつもりやったんやけど
まんま牛乳やった
ま、濃厚な?牛乳で
美味しかったんやけど。笑
なんともしっくりいかぬまま

搭乗開始30分前には

中に入る
←私にしては早い。笑
まだ時間あるからと
ウロウロしてみる

で、また買い食い。

←袋シワシワ。笑

コグマプレッツェル

これ、出来立ても
冷えても美味しかった

帰りの飛行機は
非常扉前の席だから
リクライニングしたい放題

帰りの食事は

こんな感じ
もはや食べたのかどうだったか
全然覚えてない

で、無事に到着

帰りどないしよかな??

と考えつつ…
時間的な問題で

初のラピート

帰りもゆったり

あっとゆう間な距離やけど
快適でした

ってなかんじで
6月の渡韓記録は終了です
やぱ2カ月も経ってると
もはや覚えてない笑
なう。を見返してたら
帰りのアシアナ、
30分遅延やったことを知る!
ただ、どのタイミングで
知ったのか…
ほんと覚えてません笑
結局この夏は行けなかったので
9月か10月には
行こうと思います
グダグダ続いた渡韓記録、
お付き合い頂き
ありがとうございました
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
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