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「アウトバストリートメントについて」
という記事を以前から何度かシリーズ化していますね!
ちょっと前の記事になるのであまり覚えていないかもしれませんが…(^_^;)
「洗い流さないトリートメント」
とも呼ばれるアウトバストリートメントには
いくつかの種類があります。
これまでは
にて、
ヘアオイルとヘアミストについてすでに解説しています。
その中でも今日は「ヘアクリーム」についてのお話です!
◎「ヘアクリーム」とは?
そもそも「クリーム」とは、
簡単にいえば
水と油を混ぜ込んだもの
のことです。
化粧品の多くは水性原料と油性原料を界面活性剤で混ぜ込んだもの
という話は既にしていると思いますが、
その中でもクリームの場合比較的水に混ぜる油の量が多かったりします。
その結果水に油が「乳化」して、
白濁した乳液状の「クリーム」が完成するというわけですね。
専門用語ではこのクリームのことを「エマルション」と呼んだりもします。
本来インバス用の「トリートメント」もこのエマルションタイプになりますが、
インバス用のトリートメントとアウトバスのヘアクリームでは
乳化剤として使用している界面活性剤の種類が異なります。
インバストリートメントは
シャンプー(アニオン界面活性剤)のマイナス電荷を打ち消すため、
プラスの電荷を持った「カチオン界面活性剤」が乳化剤として用いられます。
対してアウトバスのヘアクリームでは
電荷を打ち消す必要は無いので
電荷を持たず根本的に皮膚刺激にならない
「非イオン界面活性剤」
が少量だけ使用されます。
→
カチオン界面活性剤が配合されていると
プラスの電荷が皮膚刺激になりますので
普通のトリートメントは付けっぱなしは厳禁ですが、
少量の非イオン界面活性剤は皮膚に刺激を与えないので
アウトバスのヘアクリームは付けっぱなしでも問題ありません。
トリートメントとヘアクリーム…
似ているようで案外違うということですね(^-^)
◎ヘアクリームの利点
簡単に言えば
オイルほど重たくならず、ミストほど軽くならない
というところでしょうか。
この辺は当たり前と言えば当たり前ですよね。
ヘアオイルはオイルが成分のほとんどを占めるので、
油性成分が大量に残留するため重い仕上がりになりがちです。
対してミストはアルコールなどの水性成分がほとんどなので、
ほとんどのベース剤が揮発して軽い仕上がりになります。
クリームタイプはその中間のアイテムですから、
当然中間的な仕上がりが見込めるということになります。
◎ヘアクリームの難点
ヘアクリームの難点というと、
ヘアオイルのデメリットと少々似たところがあります。
ヘアクリームの成分組成は
界面活性剤の種類以外は普通のトリートメントとあまり変わらないので、
基本はベースになる
「オイル成分の種類」と「その量」
が付けた時の髪の質感を大きく左右します。
オイルの品質が重たいタイプのものであれば、
仕上がりは重たくなり、
その量が増えればさらに重たい感じになります。
特にオイルの種類が
「ミネラルオイル」や「ジメチコン(シリコーン)」
などの鉱物油系だとその傾向が強くなります。
さらにこれらのタイプのオイルは毛髪に吸着しやすい性質があるので、
こう言った種類のオイルが高配合のクリームだと
ヘアオイルほどではないにしろ
皮膜蓄積のリスクがあるということになります。
→
クリームだから大丈夫!
とたかをくくって皮膜除去を怠っていると、
どんどん皮膜蓄積が生じて髪がベタつき
質感も微妙になっていくことがありますよ!
それを防ぐためにはヘアクリームのベース剤には気を配りたいものです。
◎良いヘアクリームを見分ける為には
良いヘアクリームを見分けるには、
まずクリームのベースオイルが
上記のような鉱物油タイプのものでないか
に注意することが先決です。
エマルジョンになっているということであれば
水と油が一緒に入っていることは確実ですから
質の良い油が入っているかどうかが大きなポイントですよね。
「質のいい油」
というとやはり「油脂」を考えたくなりますね!
特にヘアケア剤に使用するオイルの場合、
髪に馴染みの良い「油脂」は大変効果的です。
さらに油脂はその成分組成の中にグリセリンが混ざっているので、
オイルの中では比較的水に流れやすく
皮膜蓄積しにくいという点が優秀です。
油脂というと
「オリーブオイル」や「アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)」
「コメヌカ油」や「ツバキ油」
などが知られていますね。
しかしご存知の方も多いと思いますが、
油脂には「酸化」という弱点があります。
油脂が酸
化すると嫌な臭いや質感低下の原因になったり
あまりいいことがありません。
とはいえ
中には酸化耐性を兼ね揃えた
「抗酸化油脂」
なるものもありますから、
(→にて紹介しています)
そのタイプの油脂がベースであればオススメということにはなりますね。
(アルガンオイルやコメヌカ油、ヒマワリ油などがあります)
しかしいかに酸化耐性があっても
長時間強い紫外線を浴びたりすれば
油脂なのでいつかは酸化してしまいます。
その点シリコーンやミネラルオイルなどの鉱油は
一切酸化をしないので
「酸化」という意味では優れていると評価できます。
ですが皮膜蓄積のリスクがどうしても生じてしまいますね…。
皮膜蓄積のリスク無しで、
かつ酸化の心配の無いオイル
があれば、
この問題は一気に解決してくれるわけですが
そんな都合の良いオイルが存在するのでしょうか…?
◎蓄積せず酸化もしないオイル
世界は広いですからね。
あります。
しかも皆さんもよく知っているあのオイルですよ。
その名を「ホホバ油」といいます(^-^)
植物油脂と勘違いされがちですが、
ホホバ油はその成分構成のほとんどが
「ワックス(ロウ)」
と呼ばれるオイルでできており、
油脂とは異なり安定性が高く酸化しません。
さらに17種類のアミノ酸がその成分中に含有されており、
水との親和性も高いオイルなのです!
実は人の皮脂などの組成に近いとされるオイルでもあるため
スキンケアにも利用されていますね。
ホホバ油は一緒に配合されると
化粧品自体の抗酸化性を向上させる作用もあるとされているので、
アウトバスへの利用となればかなり優秀な成分と言えるでしょう。
先ほどの抗酸化油脂や
このホホバ油がベースオイルのヘアクリームを探すと、
あまり外れにならないケースが多いと思います。
◎オススメのヘアクリーム
上の条件に合うヘアクリームで
一つ例を挙げるとするならば
などがありますね!
これは詳しくは解析を見ていただきたいですが、
ホホバ油ベースで、
さらに毛髪軟化効果の成分を多種配合しているので
非常におもしろい仕上がりが見込めつつ
酸化や皮膜蓄積の心配がありません。
女性の簡単なヘアスタイリングにもオススメのクリームですね!
アウトバストリートメントというよりは
ゆるいワックスのような使い方もできますので、
気になる方はお試し下さい(*^_^*)
◎プラスαのアウトバス?
以上アウトバストリートメントについて、
主要な三つの種類と
それぞれのオススメアイテム例などを紹介してきました!
もちろんアウトバスには
この三つの種類(オイル・ミスト・クリーム)以外にも
いろんな種類のものが開発されているので
これだけがその全てということはありません。
しかし基本は水と油の混ぜ方や混ぜる量に比例して
その性質が変わってくるものであり、
根本的なところは共通している
ということはご理解いただきたいなと思います!
ノンシリコンシャンプーとか言うものが流行ったときは
シャンプーに配合される極微量のシリコーンで
あーだこーだ言っていましたが、
実際には洗い流さないアウトバストリートメントの方が大問題だったりします。
なんせアウトバストリートメントの中には
ベース剤からシリコーン
なんていうものがたっくさんあって、
しかもそれを洗い流さないのですから
髪にどれだけ残留しているのか…
考えただけてもゾッとしますよね。
アウトバスは「プラスα」くらいな感じで
ヘアケアでは軽視されがちなアウトバスケアですが、
使い方や選び方次第で、
シャンプーやトリートメントなどのインバスケアよりも
重大に髪のコンディションに影響を与えるかもしれません。
なんだか髪の調子が良くないなぁ・・・
と思ったら、
一度アウトバストリートメントを見直してみてはいかがでしょうか。
プラスαの意外な落とし穴が、
そこに潜んでいるのかもしれませんよ!
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はじめてエマを使う人が知っておきたい7つのルール
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仲 恵麻(ナカ エマ)と申します。
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離島出身のド田舎娘が名古屋で結婚!
実家遠いけど、一姫二太郎育児頑張ってます!
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今迄のお話はこちら↓
手が震えて止まりませんでした。
点滴に、注射器で薬を詰めるのも
危ういくらい震えていました。
この時の体の不調は…
疲労感(疲れがとれない)
倦怠感(体が重い)
何を食べてもおいしく感じない
体重減少
生理不順
肌荒れ
…という状態でした。
しかしずっと不規則勤務なので、
自分の体は「こんなものだ」と思っていました。
この4コマの後、
の状況になります。
ついに発症してしまって、
それからどういう過程をたどって
心療内科を受診するに至ったか
…をまだ数話描きたいと思っています。
・・・しかし
3月は幼稚園のことや入学のこと、
お仕事の予定があり慌ただしいので、
更新ペースが落ちるかと思います…
すみません
お付き合いいただけたら嬉しいです
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