愛想にありがちな事

愛想

愛想 帰ってくるあなたが、最高のプレゼント。

診察日。

予約時間に行くと、過去に見たことのない人数が待合室にいました。
20代~70代くらいまで、ざっと20人以上。
30分以上遅れてやっと名前が呼ばれました。
5人くらいのグループになり、そこから更衣室へ移動し検査着に着替えます。
初めにマンモグラフィー検査。
何度もやっているけれど、今回はハッキリ映るんだろうなぁ…。
再び更衣室で待たされ、やっと診察室へ。
2年前に検診したときにはいなかった若い先生に呼ばれました。
診察時間もとっくに過ぎ、今日1日でかなりの人数の診断をして疲れているのか愛想もなく…私の画像をろくに見もせず
「今回は特に異常はありません」
え?あんなに大きなしこりがあるのに異常なし?
「ホントですか?」
「えぇ、また1年後に来てください」
この時、怒りがこみ上げてきました。
この先生は流れ作業で画像診断して私のしこりを“無し”にしてしまった。
「先生、私は大きなしこりがあるので受診しました。本当に画像には映っていないのですか?ちゃんと診てください!」
思わず言ってしまったら、え?という顔をして再度画像を見て
「あ…ごめんなさい、有りましたね。エコーで見てみます」と。
こんな診断で良いの?
他の方もこんな風に見逃されてしまったのではないのか不安になりました。

結果…
3㎝大のしこり。

先生は触診で「ん~、嫌な形をしてるなぁ…」
私は先生の診断が嫌だよ、と心の中でツッコミながら最終的な診断を待つことになりました。
「このしこりは癌の疑いがあります。まずはPET検査を受けてきてください。それから次回、組織診を行います」
え~!何日会社を休まなきゃいけないのよ!
不思議と癌かもしれない、という不安よりそんな事を心配した日でした。

愛想を集めたよ!

こんにちは。美聖です

 

 

 

 

不妊治療の末、双子を妊娠した私。

 

 

 

 

ところが、

 

その時、私は171cm53kgと超スレンダーで

 

こんな細くて双子なんて産めるのかな~?という不安と

 

(あ、でもめっちゃ身体は元気だったんです。

 

マクロビオティックの食生活を結婚前からしてたから

 

ず~~っとその体重で体調はバッチリでしたから)

 

 

 

 

なぜかその頃、ぬぁんとビルを買いまして(^^;)

 

なんでやねん(笑)

 

 

 

 

引っ越す計画を立てていたのですが

 

住居にするのが3階建ての3階部分で

 

エレベーター無し

 

 

 

 

 

双子用のベビーカー抱えて

 

双子ちゃん抱っこして3階まで階段で

 

 

 

 

 

無理でしょ・・・

 

 

 

 

 

でも話しはドンドン進んでいく・・・

 

 

 

 

 

そして、その頃(正しくは妊娠前から)私と旦那は

 

修験道の行者の修行をしておりまして

 

こんなんです↓(画像はイメージです)

 

どんなに体調が悪かろうが何だろうが

 

週に3回は所属しているお寺に通いお経を読んだり

 

お焚き上げをしたりということをしていて

 

毎週日曜日は朝の6時からお寺で1時間の朝の修行をするという

 

生活をしていて

 

妊娠してようが、まだ安定期前だろうが関係なし

 

 

 

 

 

妊娠するのにホルモン剤バンバン打っていたから

 

体調はその頃、絶不調にも関わらず

 

仕事をしながら修行もしてという日々はとても苛酷で。

 

 

 

 

 

いろんなことが重なって

 

そりゃ~も~ストレスてんこ盛りですわ

 

 

 

 

 

精神的にもすごく不安定になって。

 

だけど、旦那はそんな私の気持ちは

 

やっぱりお構いなし

 

自分の好きなよ~に生活してる

 

もう・・・さすがの私もブチ切れまして、

 

 

 

 

 

「こんなんムリ~~もうイヤ~~~

 

引っ越すのやめた~~~~」と(笑)

 

旦那、ビックリですわ

 

 

 

 

 

「そこまで貯めこんで爆発して

 

周りに迷惑かけるくらいやったら

 

もっと、前に言ったらよかったのに」とか宣う。

 

 

ハァ~~~

 

言ってたし、サインも出してたし

 

聞く耳もたんかったし、気にかけてくれなかったじゃん

 

 

 

 

 

愛想も婚も尽き果てるたぁ~このことやわと

 

今まで旦那のことは全て許してきたけど

 

これは、ガマンの限界でした。

 

 

 

 

 

なんでかっていうと

 

私が一番言ってほしくない「人に迷惑をかける」というキーワードを

 

旦那はサラッと言っちゃったから。

 

 

 

 

 

自分の中でだけだけど、旦那に対しての「好き」という気持ちが消滅した瞬間でした。

 

 

 

 

 

妊婦はデリケートになってるんですよ、男性の皆様(笑)

 

この時期、落ち込んだり、些細なこと(と思うようなこと)で

 

激高しちゃったりするんですよ、わかってあげてね(笑)

 

 

 

 

 

妊娠中のことが原因で離婚する人が多いっていうのは

 

身をもって理解させていただきました

 

 

 

 

 

でも・・・

 

 

 

 

これから双子を産むんです、私。

 

父は5年前にすでに他界して

 

母は自分が子育てした時のことは

 

全く忘れてしまっているし

 

全盲なので、子育てとか頼れない。

 

弟は引きこもりで独身だから

 

育児なんて1mmもあてにできない。

 

子供を育てるってことに関しては

 

私にとって、頼れる身内は旦那のみだったんです。

 

 

 

 

 

離婚もできない。

 

 

 

 

 

妊婦さんがストレス満載だとどうなるか。

 

つわりが酷くなるんです

 

妊娠してすぐから出産するその時まで

 

ず~~~っとつわりが続いてたのだ私

 

 

 

 

 

そして

 

一番辛い出来事が。

 

 

 

 

 

3カ月目の検診で病院に行ったら

 

お医者様が

 

「一人の心音が消えています。」と。

 

お腹の中で双子のうちの一人が亡くなってしまいました。

 

双子の場合、片方がお腹の中で亡くなったら

 

自然に母体に吸収されてもう一人の出産の時に

 

紙のようにペラペラになって自然に排出されるから

 

手術などは必要ないそうです。

 

 

 

 

だから、亡くなったって実感がない。

 

 

 

 

 

だけど、亡くなっちゃたんだ・・・私の赤ちゃん・・・。

 

 

 

 

 

そんな精神状態でも行者の修行は続けないといけません。

 

いつものようにお寺に行くと

 

私たちの師匠のお坊様に

 

「美聖ちゃん、ちょっと」と呼び出されました。

 

 

 

 

 

「なんやろ?私なんかした??」と思いながら

 

師匠のお部屋に行くと・・・

 

 

 

 

 

実は私の師匠はいわゆる霊視ができる人なのですが

 

師匠にその時、呼び出されて言われたのは

 

「美聖ちゃん、一人 赤ちゃんいなくなっちゃったんやろ?」

 

(ゲッ言ってなかったのに・・・この人に隠し事できんな~)

 

「その赤ちゃんがな、私に美聖ちゃんに伝えてってすごい言うてきてるねん。

 

聞いたってくれるか?」とのこと。

 

(せっかく3カ月間ガンバってお腹の中で育ってくれてたのに

 

この世に生まれようとガンバってくれてたのに

 

私のこと、恨んでるだろうな。ゴメンね。

 

もっと、心穏やかに過ごしていたら、死なずに済んだかもしれないのに。

 

バカなお母さんでゴメンね。)と心の中でずっと謝りながら

 

「はい。教えて下さい。」

 

と師匠に言うと

 

 

 

 

 

「あのな。

 

『今のお母さんの身体では2人もお腹の中で臨月まで育てたら

 

お母さんの子宮がもたない。負担が大きすぎる。

 

だから、もう一人の子と相談して私がいなくなることにしたの。

 

私はお母さんとお父さんの子供で3カ月もいられて

 

とっても幸せだったよ。

 

ありがとう。

 

だから、おかあさん。悲しまないで。』

 

って言うてる。」

 

 

 

 

 

その言葉を師匠から聞いて

 

 

 

 

泣きました。

 

 

 

 

なんて深い愛なんだろう。

 

 

 

 

 

それに比べたら、私が今まで思っていた「愛」って

 

薄っぺらい。

 

この子に教えてもらった。

 

人を愛するって、こんなに大きな思いなんだ・・・。

 

 

 

 

 

確かに私は、子宮筋腫が数個ある状態で妊娠して

 

通常よりも子宮の壁が硬くなっているとはお医者様に言われていました。

 

 

 

 

 

この子の愛を私はムダにしちゃいけない。

 

この子が託してくれた、今もお腹の中で2人分生きようと頑張ってくれている

 

赤ちゃんを大切に育てよう。と

 

改めて心に強く誓いました。

 

 

 

 

 

それから、車で毎日1時間近くかかる通勤だったりして

 

妊婦としては結構ハードな毎日だったけど

 

不思議と何事も無く(つわりはつらかったけど)

 

日々は過ぎていき、妊娠7カ月までは

 

順調に、旦那ともそこそこ仲良く過ごしていました。

 

 

 

 

 

7カ月までは・・・

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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